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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第十二話 試合になりその十八

「お父さん優しくて家族思いよ」
「色々困ったところはあるけれど」
「それでもね」
「うん、早乙女のおじ様と比べたら」
「りんね君のお父さんともね」
「竜之介君の親父さんともね」
「お話を聞いたらね」 
 あかねはさらに言った。
「面堂君やラムのお父さんも結構だけれど」
「確かに父ちゃんも結構色々あるっちゃ」 
 ラムも否定しなかった。
「トラブルも起こすっちゃ」
「そうよね」
「けれどっちゃ」
 あかねにむっとした顔で話した。
「今出て来た人達程じゃないっちゃ」
「流石にね」
「浜茶屋のおじさん見てあんまりだと思ったっちゃ」
 そうだったというのだ。
「いい加減にする様に言ったこともあるっちゃ」
「あの時は特に酷かったな」
 あたるも言ってきた。
「竜ちゃんのお母さんが出て来てだ」
「実は妖怪だったっちゃ」
「そうだったがな」
「あの時は特に酷かったっちゃ」
「それでラムも言ったっちゃな」
「そうだったっちゃ」 
 あたるに話した。
「本当に酷過ぎたっちゃ」
「そうした人と比べたら」
 あかねは再び言った。
「私達のお父さん遥かにましよ」
「それは褒めているのか?」
 早雲は力説する娘達に問うた。
「わしを」
「ええ」
「そのつもりよ」
「お父さんいいお父さんよ」
「そうだといいがな」
 早雲は娘達にそれならと返した。
「しかしどうもな」
「お父さんも色々あるって言うから」
「事実だしね」
「私達も言うのよ」
 三人でまた早雲に話した。
「こうね」
「けれど事実を入れてもね」
「いいお父さんよ」
「ならいいが」
「わしよりずっとましだぞ」
 玄馬が自分の娘達の言葉に腕を組んで納得した早雲に横から怒った顔で言ってきた、そのうえでさらに言った。
「わしは乱馬からそう言われたことは一度もないぞ」
「俺もだよ」
「わしもだ」
 鯖人も竜之介の親父も言ってきた。
「そんなこと聞いたこともないぞ」
「いつも糞親父くたばれだよ」
「あったりまえだろうがよ」
 まずは乱馬が言った。
「いいこと何一つしたことねえからな」
「本当に碌でもねえことしかしねえからな」 
 りんねが続いた。
「最悪の親父だよ」
「縁切りてえぜ」
 竜之介も心の奥底から言った。
「早くな」
「ぬうう、父親の有難みがわからぬのか」
 玄馬は三人の言葉に抗議した。
「何たる親不孝者共か」
「いや、当然だ」
 面堂が見てもだった。
「流石にな」
「そう思うよな」
「僕の家よりも酷いからな」
 乱馬に真顔で答えた。 
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