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夢幻水滸伝

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第三百八十八話 提督と戦う為にその十四

「美味しいからね」
「そやからですね」
「あればね」
 その時はというのだ。
「飲んでるわ」
「清酒だけやなくて」
「そうなのよ」
 よく冷えた清酒を飲みつつ話した。
「あたいはね」
「清酒は結構飲みますけど」
 イザベルはカルパッチョを食べている、そうして白ワインを一口飲んでからそのうえでアレンカールに言った。
「濁酒もええんですね」
「そやからね」
 美味いからだというのだ。
「どちらも飲むわ」
「日本酒は」
「寮にあるのはビールが多いけどね」
「そういえば多いですね」
「あのお酒が一番多いわね」
「寮では」
「何時でもかなりあるから」
 ビールはというのだ。
「よく飲むわね」
「ほんまに」
「そうですね」
 インファンテも今はワインを飲みつつ頷いた。
「寮はビールが一番多いです」
「そうよね」
「それでよく飲みます」
「インファンテちゃんもね」
「こっちの世界でもですが」
「ええ、ただ今はね」
「ワインとかですね」
「日本酒よ」
 そうした酒を飲んでいるというのだ。
「あたいも日本酒飲んでるし」
「そっちのお酒もええですね」
「そうね、じゃあどんどん飲みましょう」
「こうしてですね」
「皆でね」
 言いつつ飲んでいく、大盃のそれを空けると自分でおかわりを入れてまた飲む、そうして肉も食べるが。
 鶏肉を食べつつだ、マルタは言った。
「この世界でも色々ありますね」
「そうよね」 
 ニキータが応えた。
「何かと」
「この世界を救う人として」
「やることも多いわ」
「こっちの世界は色々な種族もあって」
「人でね」
「私はマーマンですが」
「陸地にも上がれるけれど」
「海の中でも生活が出来て」
 そうであってというのだ。
「海中で生活出来る種族の街もあって」
「出入りしているのね」
「そうです」
「ゾンビも人魚、マーマン程泳ぎ上手にないにしても」
 インファンテも言ってきた。
「呼吸せえへんでも生きられるので」
「ゾンビやから」
「それでや」
 ニキータに話した。
「暮らしていけるで」
「そうした街でもやね」
「そやねん」
「カリブ海やと」 
 どうかとだ、ニキータは言った。
「やっぱりそうした街も多いね」
「海中都市もな」
「そやね」
「ただ数はあまり多くないわ」
 インファンテはこのことも話した。
 
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