夢幻水滸伝
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第三百八十八話 提督と戦う為にその十一
「そうしています」
「ええことね」
「そうしたことはこれからも守りながら」
そのうえでとだ、インファンテはライムのカクテルを飲んでから話した。酸味が利いていていて独特の味がする。
「やっていってええですね」
「勿論よ、仲間としてね」
「はい、そのうえで」
「やっていってね」
「そうさせてもらいます」
笑顔で話してだった。
インファンテとマルタはアレンカールの勢力に入った、カリブ海もアレンカールの勢力になり彼の戦略通りの展開となった。
アレンカールは二人を自身の家に招いた、そして他の仲間達と共に宴を開いてシェラスコを出したが。
そのシェラスコを見てだ、マルタは微笑んで言った。
「牛肉に豚肉、鶏肉とありまして」
「羊や山羊もあるわよ」
「豪勢ですね」
「二人の参加をお祝いしてだから」
その為の宴だからだとだ、アレンカールは話した。
「今日は牛肉だけやなくてよ」
「他のお肉もですね」
「揃えてね」
「出してくれているのですね」
「そうよ、そやからね」
「どのお肉もですね」
「遠慮なく食べてね」
マルタにその肉達を見つつ話した。
「どんどんね」
「そうしてええんですね」
「そうよ、それでね」
アレンカールはさらに話した。
「あんた達も海の幸出してくれたね」
「カリブ海で獲れた」
マルタはまさにと答えた。
「魚介類を」
「お魚に海老に貝にね」
「蛸や烏賊も」
「蛸や烏賊なんてね」
アレンカールは笑って話した。
「食べられるなんて思わへんかったわ」
「日本に来るまでは」
「とてもね」
魚介類のカルパッチョやアクアパッツァを見つつ言った、サラダにも入っていてシーフードサラダになっている。
「思わへんかったわ」
「しかもです」
セスペデスが笑って言ってきた。
「美味しいです」
「食べるとね」
「煮ても焼いても揚げても」
「干してもね」
「そして生でもで」
「たこ焼きいか焼きにしてもね」
「美味しいですから」
だからだというのだ。
「驚きました」
「特にあたい達がいる関西だとね」
この地域ではというのだ。
「たこ焼きよね」
「あれが多くて」
「また美味しいのよ」
「そうですね」
「流石にたこ焼きはないです」
インファンテが笑って言ってきた。
「こっちにはまだ伝わってへんので」
「残念ながらね」
「はい、そやけどです」
それでもというのだ。
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