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夢幻水滸伝

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第三百八十八話 提督と戦う為にその十

「スコールがあればです」
「その中に入って」
「樽を出しまして」
 そうしてというのだ。
「そこにです」
「お水を入れてるのね」
「そうしてます」
「あの辺りも雨が多いわね」
 アレンカールはカリブ海の気候のことも知っていた。
「アマゾンみたいに」
「はい、それでスコールは多くて」
「航海中に雨が降ったら」
「調達してます」
「そうしてるのね」
「そやからお水はあります」 
 航海の時もというのだ。
「安心して下さい」
「それは何よりね」
「そやけどです」
「お酒はあるわね」
「それでいつもです」
「飲んでるのね」
「そうしてます」
 ラム酒を使ったカクテルを飲みながら話した、先程のものは空けていて別のものを注文して飲んでいるのだ。
「それも強いラムやジンを」
「そうしたお酒ね」
「海賊といえばです」
 インファンテは笑って話した。
「お酒、しかもです」
「強いお酒ね」
「蒸留酒等の」
「それでそうしたお酒飲むわね」
「はい」
 海賊船の中ではというのだ。
「そうしています、ただ身体には気を付けて」
「お水があればそちらを飲むわね」
「そうです、そやからスコールがあれば」
「そこに船を入れてね」
「お水を調達しています」
「そうしているわね」
「そして食いものも」
 こちらもというのだ。
「カリブ海は島が多いので」
「島に寄ってよね」
「そこで漁や採集をしたり」
「買ったりしているわね」
「海賊でもです」
 それでもとだ、インファンテは強い声で話した。
「自分等は統治もしてますので」
「カリブ海を治める勢力としてね」
「民から奪うなんてしません」
「絶対にね」
「最初からしてませんわ」
「賊やモンスターを倒してお金やアイテムを手に入れているわね」
「そうしています」
 海賊としての仕事はというのだ。
「それで島のお店ではです」
「買ってるわね」
「それで手に入れています」
「新鮮な食べものをね」
「果物にしても」
「ビタミン補給でね」
「そうしています」
「そうよね、そうして海を巡っているわね」
「そうしています」
 実際にというのだ。
「自分等は」
「お酒を飲んでもね」
「そうしたこともしていきまして」
「船員の健康は考えているわね」
「飲み過ぎはあかんので」
 酒のそれはというのだ。 
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