夢幻水滸伝
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第三百八十八話 提督と戦う為にその八
「東部の覇者メルヴィルちゃんとどうしていくか」
「そのこともお考えですね」
「アメリカと揉めるつもりはないわ」
全くという言葉だった。
「あたいはね」
「そちらは僕達の勢力やないとですね」
「考えているからね」
だからだというのだ。
「それでよ」
「アメリカとは友好的にですか」
「やっていきたいわ」
「カリブ海を掌握されても」
「そうよ、こっちの世界でもカリブ海はアメリカの勢力がかなり強いし」
このこともあってというのだ。
「平和にね」
「やっていきたいですね」
「そうよ、では今はね」
「こうしてお仕事ですね」
「そうしましょう、今日の分は今日やる」
「残さへんことですね」
「さもないとね」
そうでなければというのだ。
「またね」
「お仕事が来るので」
「そやからね」
だからだというのだ。
「今日のうちに終わらせる」
「そして明日はね」
「明日のお仕事をですね」
「やっていきましょう」
「それでは」
アレンカールも頷いた、そうしてだった。
今はアマードと一緒に仕事をしその後でトレーニングに入浴を楽しんだ、それからは。
少し休んだ、そのうえでバーに行くとだった。
丁度入り口で二人と鉢合わせした、それで彼は笑って言った。
「同時ね」
「どちらか待たせずにですね」
インファンテも言った。
「ええことですね」
「そうね、ほな今からね」
「返事をさせて頂きます」
「四人用のテーブル予約しているわ」
アレンカールは笑顔でそうしていると話した。
「そこでね」
「カクテルを飲みながらですね」
「返事を聞かせてね」
「それでは」
インファンテは頷いた、そうしてだった。
予約してある席に座ってだ、そのうえで話となったが。
「二人で話しまして」
「それで決めました」
インファンテだけでなくマルタも言ってきた。
「アレンカールさんの仲間にならせてもらう」
「カリブ海の勢力もです」
「そうさせてもらおうと」
「決めました」
「そう決めてくれたのね」
アレンカールはオレンジジュースのカクテルを飲みつつ応えた。
「あたい達と一緒にやってくれるって」
「はい、お話を聞きますと」
インファンテはパイナップルのカクテルを飲みながら話した。
「民のことを考えていて」
「私達のこともですさかい」
「これならええと」
「話してすぐに結論が出ました」
マルタはカクテルと共に出されているナッツを食べながら話した。
「別に奴隷になれって訳もでなくて」
「仲間になってもやること変わりませんし」
「それならとなりまして」
「今ここに来ました」
「そうなのね、よかったわ」
アレンカールは二人の返事に笑顔で述べた。
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