夢幻水滸伝
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第三百八十八話 提督と戦う為にその七
「その間もね」
「こうしてですね」
「書類仕事をして」
そうしてというのだ
「政を進めるわよ」
「そうしますね」
「少なくとも一段落つくまではね」
「今日の書類仕事がですね」
「やりましょう、それが終わったらトレーニングして」
「汗をかいて」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「お風呂に入ってすっきりして」
「バーで、ですね」
「返事を聞きましょう」
「それでは。ただ楽観されていますね」
アマードはアレンカールの明るい顔を見てこのことに気付いた。
「左様ですね」
「ええ、いい返答が来るとね」
その様にというのだ。思ってるわ」
「やはりそうですね」
「二人の表情を見ているとね」
「明るかったですね」
「かなり前向きな感じだったでしょ」
「攻撃的なものはありませんでした」
「そやからね」
だからだというのだ。
「今回はね」
「二人はですね」
「平和にね」
それでというのだ。
「あたい達の仲間になってくれるわ」
「そうなりますか」
「頼りになる二人の仲間とね」
さらにという口調で話した。
「カリブ海の諸島に優れた水軍が手に入るわ」
「カリブ海を支配する」
「バッカニアが軍隊になった」
「その強力な水軍ですね」
「そうして南部の水軍にも対抗出来るし」
「中米も牽制出来て」
「それでね」
そうなりというのだ。
「あたい達はかなりね」
「有利に立てますね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「南部にも中米にもね」
「そうなりますね」
「そやからね」
それ故にというのだ。
「今回は絶対にって思ってたけれど」
「吉報が期待出来ますね」
「そうよ、そしてね」
アレンカールは話を続けた。
「若し首を横に振られても」
「その時はその時ですね」
「再交渉よ、ただ今度駄目だったら」
その時はというと。
「南部との戦のこともあるし」
「南部より先にですね」
「カリブ海に兵を進めてね」
「戦ですね」
「そうなるわ、そうしてでもね」
「今はですね」
「カリブ海をね」
この場所をというのだ。
「掌握したいわ」
「南部そして中米とのことを見据えて」
「ひいてはアメリカともね」
こちらとも、というのだ。
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