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夢幻水滸伝

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第三百八十八話 提督と戦う為にその六

「喧嘩してね」
「解散ですね」
「そうなることが多いから」 
 だからだというのだ。
「ほんまね」
「お金のことはしっかりすることですね」
「それでね決めたのよ」
「星の人の給料は皆同じですね」
「そうしたのよ、それでね」
 そうであってというのだ。
「うちの勢力のお給料になるから」
「私達のお給料も上がりますか」
「そうよ」 
 再びマルタに答えた。
「そうなのよ」
「そうですか」
「そう、そして」
 それでというのだ。
「お給料が上がった分だけね」
「いい暮らしが出来ますね」
「そうなるわ」
「そうなんですね」
「現実としてね」
 このことを話すのだった。
「そうもなるわよ」
「私達にも実入りがありますか」
「そうもなるわ」
 冷えた白ワインを飲んでから話した。
「悪いことやないでしょ」
「確かに」
 マルタも頷いた。
「そうですね」
「それでだけれど」
 さらに話した。
「返事はどうかしら」
「まずはです」
 インファンテは強い声で答えた。
「二人でお話してええですか」
「それからでええでしょうか」
 マルタも言ってきた。
「私とインファンテさんの二人でやっていってまして」
「政の大事な話は二人で話して決めてきたんで」
「ええでしょうか」
「いいわよ」
 アレンカールは二人に微笑んで答えた。
「ほなね」
「はい、料理の後で」
「お話します」
「それで夜にはです」
「返事をしまる」
「待ってるわ、その場所はホテルのバーでどうかしら」
 アレンカールは笑って場所を申し出た。
「トロピカルカクテルが美味しいお店知ってるのよ」
「そこで、ですか」
「飲みながらでしょうか」
「返事は飲む前でどうかしら」
 アレンカールは笑って提案した。
「それで」
「そうですね、ほなです」
「それでお願いします」
「そしてです」
「カクテルを楽しみましょう」
「そういうことでね」
 アレンカールはそれでよしとした、そしてアイスクリームとフルーツのデザートそれにジュースを楽しんでからだった。
 二人と一旦別れた、アレンカールはホテルの自室に戻るとすぐに書類仕事にかかったが一緒に仕事をしているアマードに言われた。
「夜までは、ですか」
「ええ、お仕事をしましょう」
「返答を待つ間もお仕事は待ってくれへんですね」
「そうよ、政は常に動いているから」
 だからだというのだ。 
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