新オズのブリキの樵
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第五幕その六
「やっぱりね」
「コンサートに行ったら」
「その時はね」
「グッズもね」
それもというのです。
「買うものよ」
「そして応援する」
「それも忘れないのよ」
「アイドルの応援の常だね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「オズマ達によ」
「六人のグッズもだね」
「買ってね」
「お土産にするんだね」
「そうするわ」
「あれっ、けれどね」
ここでトトが気付いて言いました。
「オズマ達もコンサートに行くよね」
「あっ、そうね」
ドロシーも言われて気付きました。
「オズマが主催者だし」
「言うならスポンサーだからね」
「観に行くわね」
「そうだよね」
「だからね」
それでというのです。
「グッズをお土産にするのは」
「ないよ」
「オズマ達も買うから」
「それでね」
その為にというのです。
「他のものにしよう」
「そうね、それがいいわね」
「それじゃあそうしよう」
こうお話してでした。
ドロシーは六人のアイドルのグッズをお土産にすることを止めました、そうして他のウィンキーの名産品を買うことにしました。
そのことを決めてからです、ふとビリーナが言ってきました。
「それでその娘達はどうしているのかしら」
「アイドルの娘達ね」
「ええ、私達が会場を探しているけれど」
それでもというのです。
「それでどうなるの?」
「今は祖国で歌とダンスの練習をしていてね」
「コンサートの準備を進めていて」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「別のステージもよ」
「やっているの」
「忙しい娘達だからね」
「人気があるから」
「それでね、だからね」
「今はお国にいるのね」
「エルフのね」
オズの国の中にあるというのです。
「そうしているわ」
「わかったわ」
「そういうことでね」
「そういえばエルフって一口に言っても」
それでもと言うエリカでした。
「ダークエルフの人達もいるわね」
「地下で暮らしているね」
「ドワーフやノームの人達と一緒にね」
「あの人達もエルフよね」
「そう、暮らしている場所が違っていてね」
そうであってというのです。
「それでね」
「お肌や髪の毛の色が違うわね」
「ダークエルフの人達も髪の毛の色は変えられるわ」
「そうよね」
「ただエルフの人達の髪の毛は基本ブロンドで」
この色でというのです。
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