新オズのブリキの樵
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第五幕その五
「十二単もね」
「持っているね」
「アラブの服だってね」
「色々持っているね」
「そうなのよね、服もね」
こちらもというのです。
「今はね」
「色々持っているね」
「オズの国では外の世界の今も服はあってもね」
「皆着ないね」
「そうだけれど」
それでもというのです。
「着ようと思えばね」
「着られるね」
「ええ」
そうだというのです。
「私達もね」
「そうなっているね」
「それでね」
ドロシーは樵にさらにお話しました。
「私は今回は服はね」
「買わないね」
「そうするわ」
こう言うのでした。
「持っているから。ただね」
「ただ?」
「オズマ達へのお土産は買うわ」
そういったものはというのです。
「私自身は買わなくても」
「皆へのお土産はだね」
「ええ」
まさにというのです。
「そうするわ」
「それはいいことだね」
「そうだね」
樵だけでなくかかしも笑顔で賛成しました。
「いつも皆にお土産を買う」
「ドロシーはそうだね」
「その気遣いがいいんだよね」
「本当にね」
「私もいつも貰ってるし」
それでと言うトロシーでした。
「それでね」
「ドロシーもお土産を買う」
「忘れないで」
「そうするんだね」
「いつも」
「そうなの、そしてね」
さらに言うドロシーでした。
「今回はコンサートだから」
「ああ、コンサートだとね」
「それならね」
樵とかかしはそれならと言いました。
「アイドルのグッズだね」
「絶対に売るよね」
「それもだね」
「お土産に買うんだね」
「そちらも忘れないわ」
絶対にというのです。
「皆へのお土産にね」
「そうそう、アイドルっていうとね」
モジャボロは炒飯を食べつつ八宝菜を食べるドロシーに言いました。
「やっぱりね」
「歌とダンスにね」
「グッズだね」
「そのグッズもね」
「お土産にするんだね」
「そう考えているわ」
「いいことだね」
「アイドルはね」
ドロシーは満面の笑顔で言いました。
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