夢幻水滸伝
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第三百八十六話 南極調査その十一
「南極の海は寒いから」
「長い時間おられへんわ」
「しかも獣やモンスターもおるから」
「余計に調べにくいわ」
「潜水艇がないとな」
エチェニケもいて言ってきた。
「海中の詳しい調査は難しい」
「そやな」
「ほんまな」
ペエトリもセスペデスもそうだと頷いた、見ればマリアもいる。
「海中についてはな」
「潜水艇がないと難しいな」
「今のこの世界の南米の技術では無理や」
潜水艇の開発と実用はとだ、エチェニケは残念そうに言った。
「ほんまな」
「そやから海中はやね」
マリアも残念そうに言う。
「今は詳しくは無理やね」
「調査はな」
「それからやね」
「ああ、ただ深刻な異変やったら」
南氷洋の海中にそれがあればというのだ。
「表面にも出るし」
「それでやな」
ピエトリが応えた。
「こうして海を巡ってもええな」
「そや、海中のことについてもな」
「そうなるな」
「それでも将来はな」
エチェニケは真剣な顔で話した。
「是非な」
「潜水艇を開発してやな」
「南氷洋の海中をな」
そこをというのだ。
「調べるわ」
「そうするな」
「その時はな」
「そうするな」
「その時はな」
「潜水艦やね」
マリアは潜水艇をそれだと話した。
「要するに」
「そやな」
セスペデスもまさにと応えた。
「潜水艇ってな」
「潜水艦を開発出来たら」
「潜水艇もな」
「この世界やとアメリカにあるな」
「そやからアメリカの星の人等と一緒にやれる様になったら」
その時はとだ、マリアは言った。
「潜水艇もな」
「夢やないな」
「そうなったら」
「まあその時やな」
エチェニケもまさにと応えた。
「海中の詳しい調査は」
「そうなるな」
「今は無理やな」
「詳しくは」
「一口に調査と言っても」
三人にさらに話した。
「今出来るのはな」
「大陸と海上だけやな」
「海中は無理で」
「浮島もな」
「ああ、しかし見る限りな」
可能な限り調査を行っていてというのだ。
「今のところはな」
「異常なしやな」
ピエトリが応えた。
「有り難いことに」
「ああ、ただこれからはな」
「定期的もっと言えば常にな」
「調査したいな」
南極をというのだ。
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