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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第十話 関西巡りその九

 おばさんはこっそりとだ、弁天とおユキにランをラムから離してそのうえで小声でこっそりと聞いた。
「あんた達まんざらじゃないだろ」
「諸星についてだよな」
「そのことですね」
「それ聞くか?」
「見てたらわかるよ」
 ラムそれにあたるを見つつ口元に手を当ててひそひそと話す。
「しのぶちゃんそれにさくら先生とね」
「実は嫌いじゃないぜ」
「妙な魅力がある方です」
「だからダーリンって呼んでるねん」
「そうだね、あたしは旦那一筋だけれどね」
 おばさんは自分のことも話した。
「あれでね」
「悪くねえんだよな」
「傍に来られても悪い気はしません」
「ラムの旦那さんやけどな」
「女の子との間合いがわかってるよ」 
 あたるはというのだ。
「一人一人でね」
「ああ、ただな」
 弁天は真顔で囁いた。
「内緒だぜ」
「こうしたお話は」
 おユキも言った。
「敢えて申し上げません」
「言うたら洒落ならんしな」
 ランも素で話す。
「ラムともな」
「言わなくていいさ、けれど不思議と嫌いにならないよ」 
 諸星あたるという人間はというのだ。
「将来絶対凄い大物にもなるよ」
「とんでもねえもん一杯持ってるしな」
「そうならない筈がないですね」
「ダーリンはそやな」
「そうだよ、だから大事にしなよ」  
 おばさんは三人に囁き続けた。
「あの兄さんもあんた達のお友達もね」
「ラムも子供の頃から一緒だしな」
「そうしていきます」
「わい等かてそれ位は守るで」
「そうしなよ」 
 こう言って話は終わった、そしてだった。
 その話を終えてからだ、おばさんも三人も離れた。そうして誰もがそれぞれの部屋に入って一泊したが。
 大阪巡りは続け野田阪神にも行って一同は話した。
「ここがだよな」
「ええ、阪神タイガースの本社があるのよ」 
 桜がりんねに話した。
「野田阪神って言葉通りにね」
「そうだよな」
「甲子園球場に球団事務所があってね」
「本社はここだな」
「だから大阪のチームと言うと」 
「そうなるよな」
「そうなのよ」
 こう輪廻に話した。
「実際大阪って書いたユニフォームもあったしね」
「吉田義男さんが減益だった頃だよな」
「牛若丸さんね」
「あの人小柄っていうけれど」 
 しのぶもこの人について話した。
「一六四だから」
「おいらよりずっと大きいぞ」 
 七宝が言ってきた。
「はっきり言ってな」
「ここにいる女の人達の大抵よりもね」
「そうだよな」
「野球選手として小柄で」
 吉田義男という人はだ。 
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