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ハッピークローバー

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第百六十四話 文化祭でもカレーその十三

「年貢の収入を安定させたし」
「それで新田開発とかしてもお百姓さんの取り分で」
「そうしていたし」
「やっぱりいい将軍様だったね」
「変な学者さんや学校の先生が悪く言っても」 
 その定免法が民衆を苦しめたというのだ、年貢が常に一定なら常に民衆から高く搾取していたというのだ。
「実際は違うから」
「暴れん坊将軍じゃなくてもね」
「あの人なりに必死に日本と民衆のことを考えていたよ」
「それで政治をやっていたのよね」
「当時は身分社会で」
 士農工商と呼ばれたそれがありというのだ。
「今とは違うけれど」
「武士が偉くてね」
「将軍様が公で」
 だから公方様と呼ばれたのだ。
「それでね」
「幕府をどう存続させていくか」
「それが大事だったけれど」
「その幕府もね」
「天下を太平にして」
 徳川幕府は当初最早戦国の世ではないと常に言っていた。
「民衆の人達を守らないとね」
「駄目だったから」
「幕府もちゃんとしていて」
「吉宗さんもだったからね」
「そんなこと言う学者さんとか先生って大抵北朝鮮好きだけれど」
 何故かそれが常である。
「どう見てもね」
「あそこの方が問題だしね」
「比べものにならない位ね」
 そう言っていいまでにというのだ。
「無茶苦茶だしね」
「将軍様だけ贅沢て民衆の人達餓えてるから」
「しかもそうした人達って皇室も自衛隊も嫌いだけれど」
 それでもというのだ。
「あそこ独裁者世襲で先軍政治で」
「軍隊ばかり大きくてね」
 理虹も言った。
「核兵器持っていてテロもやって」
「そんな風だから」
「もうね」
 それこそというのだ。
「問題外だよ」
「普通に見たらね」
「普通の人は」
 古田はまさにと話した。
「江戸幕府よりも」
「北朝鮮の方が酷いわね」
「吉宗さんはね」
「本当に名君で」
「民を餓えから救おうとしたから」 
 薩摩芋の栽培を許してだ。
「立派だよ」
「実際に薩摩芋で助かってるわね」
「大勢の人がね」
「そうよね」
「だからね」
 それでというのだ。
「そうした先生はおかしいから」
「言うこと聞いたら駄目よね」
「江戸時代のことでもね」
「そうした先生って皇室や自衛隊にも言うし」
「戦前の日本にもね」
「それで北朝鮮はいいから」
「あの国の何処がいいのか」
 古田は怒って言った。 
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