新オズのブリキの樵
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第四幕その五
「そう言うしかないよ」
「無闇に否定して」
「それで得意になっても」
「それでもですね」
「何にもなっていない」
「無駄なことですね」
「そうだよ、本当にこんな風になってはいけないよ」
絶対にというのです。
「人はね」
「そうですね」
「何も生み出せなくて」
「何の役にも立たない」
「レベルの低い自己満足だけで」
「これ以上はないまでに下らないですね」
「オズの国と対極にあるよ」
そうした人はというのです。
「全く以てね」
「その通りだよ、それでだけれど」
王様は樵の言葉に頷きつつ彼に言いました。
「候補地を巡って決定することだけれど」
「そのことだね」
「我々も参加させてくれないだろうか」
こう申し出るのでした。
「私にラベンダーグマに伍長もね」
「三人だね」
「いいだろうか」
「君達が申し出てくれるなら」
それならというのです。
「もうね」
「いいんだね」
「いいよ」
まさにというのでした。
「君達がそう言ってくれるならね」
「それならだね」
「いいよ」
笑顔で言うのでした。
「僕はね」
「それでは」
「今オズマとドロシーに確認を取ったけれど」
かかしは王様に自分のスマートフォンを見せつつお話しました。
「いいってね」
「言ってくれたんだ」
「一緒にやる人は多い方がいいからね」
だからだというのです。
「そう言ってくれたよ」
「そうなんだね」
「じゃあこれから宜しくね」
「こちらこそね」
まさにというのでした。
「楽しくやっていこう」
「皆でね」
笑顔でお話してでした。
クマセンターからも助っ人が三人も加わりました、こうしてより一層豊かな顔触れになってそのうえででした。
樵達はカエルマンとクッキーの村の近くの候補地に行きました、何とその候補地は何処にあるかといいますと。
「私の暮らしているお池のね」
「底にあるんだね」
「そうなんだ」
カエルマンは自分が暮らしているお池のほとりにきた樵達に笑顔で答えました。
「実はお池の中は広くてね」
「それもかなりだね」
「それでだよ」
だからだというのです。
「大きなコンサートホールもあってね」
「それでだね」
「水族館もあって」
それと共にというのです。
「コンサートもあってね」
「それでコンサートを開催出来るね」
「そうなんだ」
「管理人はカエルマンさんです」
一緒にいるクッキーが言ってきました。
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