新オズのブリキの樵
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第四幕その二
「流石にオズマ姫の主催となる」
「君がいいと言ってもね」
「まだ足りないである」
そうだというのです。
「国王陛下とである」
「ラベンダー熊君の賛成がね」
「必要である」
「じゃあこれからね」
「王宮に行くであろう」
「そうしようね」
こうお話してでした。
一行は今度はクマセンターの王様とラベンダーグマがいる王宮に向かいました、そしてそこでなのでした。
王様にお話をすると玉座の王様は笑顔で返事をしました。
「開催地になったら」
「それならだね」
「是非開催して欲しいよ」
「全くだよ」
王様だけでなくラベンダーグマも言ってきました。
「是非ね」
「開催してくれるかな」
「うん、開催地になればね」
まさにとです、樵も言います。
「その時は宜しくね」
「それならね」
「頼むよ」
「そうさせてもらうよ」
笑顔での返事でした。
「本当にね」
「うん、ただね」
ラベンダーグマは樵に尋ねました。
「君はさっきまでお城にいたんだね」
「今朝までね」
樵はすぐに答えました。
「僕のお城にいたよ」
「ブリキのだね」
「そうなんだ」
「それなのにすぐに来られたんだ」
「魔法使いさんの道具でね」
魔法と科学を用いたそれでというのです。
「ある場所に付けたら行きたい場所にも出口が出来るフープがあってね」
「そのフープを使ってなんだ」
「そう、一瞬でね」
「この森にまで来たんだね」
「そうなんだ」
こうラベンダーグマにお話します。
「魔法使いさんの道具は色々あってね」
「それを使えばなんだ」
「移動もね」
「鉄道や飛行機を使うよりもなんだ」
「速く行き来出来るんだ」
「凄いものだね」
「オズの国の科学と魔法を用いたものだね」
王様はすぐにわかりました。
「そうだね」
「そうだよ、移動用以外にもね」
「色々とだね」
「魔法使いさんは道具を使っているんだ」
「流石魔法使いさんだね」
「そう思うね、君も」
「心からね、若しね」
それこそというのです。
「オズの国の技術が今のものが絶対とするなら」
「そんなものは出来ないね」
「科学も魔法もね」
「どちらの技術もだね」
「今の時点のものが絶対じゃなくて」
「どんどんね」
「進歩するである」
伍長も言ってきました。
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