るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第九話 体育館でのレクレーションその十三
「これ以上近寄ると切る」
「本当に酷いですわ」
「こうした兄弟関係は嫌ね」
かごめはそんな二人を見て心から思った。
「面堂君も大変ね」
「そうだね」
草太も確かにと頷いた。
「気が休まる暇がないね」
「絶対にね」
「寝ている間にも何されるかわからないし」
「凄い兄妹愛ね」
「本当にね」
「飛麿君もだから」
いぶきは彼を見ていた。
「了子さんの愛情表現はまた独特過ぎるわね」
「それで俺もだ」
飛麿も言ってきた。
「気を抜くとだ」
「大変よね」
「俺か終ちゃんじゃないと死んでいた」
飛麿は本気で言った。
「いつもな」
「だからなのね」
「俺達だけで済んでいいのかも知れないな」
「俺でも死なないまでも大怪我だな」
パンスト太郎も心から思った。
「死なないまでも」
「いや、色々な家族があるな」
ラムの父もいて言ってきた。
「ほんま思うわ」
「そういえばラムの家も色々あるのよね」
「父ちゃん母ちゃんによく怒られてるっちゃ」
ラムはしのぶにこの事実を話した。
「父ちゃんに問題があってっちゃ」
「それでよね」
「けれどいい父ちゃんっちゃ」
ラムはこのことも認めた。
「頼りになって面倒見がいいっちゃ」
「私もそう思うわ」
しのぶにしてもだ。
「世の中色々なお父さんがいるしね」
「うちの親父とかな」
「うちもだな」
乱馬とりんねが言ってきた。
「ラムの親父さんはいい人だぜ」
「間違いなくな」
「うちの糞親父なんかよりずっとな」
「うちもだよ」
「何か俺何かあるといつも言われるね」
「わしもだ、それが息子の言うことか」
鯖人も玄馬も言う、特に玄馬だった。
「母さんとのことともいいな」
「いや、あんたよく逃げられなかったな」
メガネもそこは真剣に言った。
「そんなことでな」
「出来過ぎた奥さんだよな」
チビは仲間達に言った。
「この人には勿体ない位の」
「どうして結婚出来たんだ」
コースケはこのこと自体が謎だった。
「一体な」
「そして今も夫婦なんてな」
カクガリも思うことだった。
「奇跡だな」
「全く、お袋に感謝しろ」
乱馬は父に面と向かって言った。
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