るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第九話 体育館でのレクレーションその十二
「聞いてたらわかるだろ」
「そう言われるとそうか」
犬夜叉も納得した。
「それもかなりな」
「親父さんもお袋さんもでな」
「働いている人達もだな」
「もっと言うと祖父さんもな」
面堂のというのだ。
「かなりな」
「おかしいな」
「そうなんだよ」
これがというのだ。
「だからな」
「了子もか」
「そういう奴なんだよ」
「面堂も大概だしな」
「待て、僕もか」
面堂は犬夜叉の今の言葉に突っ込みを入れた。
「そうなるのか」
「いや、やっぱりな」
「僕はおかしいのか」
「見ていたらあんたもな」
「実際釣り鐘壊すだろ」
このことは翼が指摘した。
「閉じ込められてな」
「あんなものは誰でも出来るぞ」
「それは俺達の間だけだろ」
翼はこう返した。
「普通はな」
「出来ないか」
「そんな筈ないだろ」
それこそというのだ。
「釣り鐘を割るなんてな」
「そうなのか」
「そうだ、しかしそうでもないとな」
翼はあらためて言った。
「生きられないか」
「了子が妹でだな」
「ああ、今までもこれからもな」
「そうなのか」
「悪いことじゃないだろ」
「そう言われると悪い気はしないが」
「それならいいな」
面堂に告げた。
「あんたも」
「納得した」
「まあ妹さんの愛情表現は諦めることじゃ」
コロンは面堂に冷静な声で告げた。
「もうな」
「それしかないか」
「お主は死なん」
こうも告げた。
「だからな」
「諦めることか」
「うむ」
それしかないというのだ。
「最早な」
「何ということだ」
「これが運命か」
チェリーも言ってきた。
「面堂家の」
「嫌な運命だ」
面堂は即刻言った。
「実にな」
「お主にとってはそうじゃな」
「そうだ、我が妹ながらな」
その了子を見つつの言葉だ。
「とんでもない妹だ」
「酷いですわ、お兄様」
了子は兄のその言葉に反論した。
「わたくしだってお兄様が」
「僕が何だ?」
「愛していますのに」
「それは何よりだ」
言いつつ刀を抜いて構える、見れば了子の右手には木の杭が左手には木槌があって兄をあからさまに狙っている。
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