るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第九話 体育館でのレクレーションその九
「俺もな」
「じゃあマオマーリンはどうなの?」
あかねは今度はこの妖怪の名前を出した。
「あとシャンプーは」
「出すなよ」
これが乱馬の返事だった。
「怖くて仕方ねえからな」
「そういうことね」
「コタツネコとかは大丈夫なんだよ」
「ふう」
煙管を吸って白い息を出すコタツネコを見てあかねに話した。
「流石に煙管吸う猫いねえだろ」
「そうよね」
「だからな」
それでというのだ。
「コタツネコ達は平気だよ」
「そういうことね」
「ああ、しかしな」
「しかし?」
「本当に連れて来るなよ」
あかねに眉を曇らせて告げた。
「マオマーリンはな」
「連れて来ないわよ」
あかねもそれはしなかった。
「別にね」
「それならいいけれどな」
「ええ、ただあんた了子ちゃんと揉めたら」
「その時はわからねえな」
「だから気を付けて下さい」
「安心して下さい」
だがその了子が微笑んで言ってきた。
「私はお兄様と飛麿様だけです」
「そうしたことをするのはか」
「はい、ですから」
そうであるからだというのだ。
「乱馬さんにはです」
「そうしたことはしないのね」
「左様です」
「言っておくがだ」
その面堂の言葉である。
「了子の院圏で執念深い攻撃は恐ろしい」
「あんたでないとか」
「生き残ることは容易ではない」
そうだというのだ。
「トンちゃんとな」
「あんたも大変だな」
「寝ている時に口の中に鼠花火を入れられればわかる」
「何度聞いても滅茶苦茶だな」
「そうだな」
乱馬だけでなく犬夜叉も思うことだった。
「それはないな」
「普通死ぬな」
「目隠しをされている間にコンクリートで固められたこともある」
面堂はこのことも話した。
「脱出まで三日かかった」
「というかそれ殺しにきてるやろ」
「滅茶苦茶ある」
「わたくしでもしませんわ」
右京もシャンプーも小太刀も呆れることだった。
「そこまでは」
「いや、よく今まで生きているあるな」
「面堂さんも大変やな」
「流石にな」
良牙も唖然となって言う。
「そこまではしねえな」
「コンクリートとは何だ」
ムースはこの行いに突っ込みを入れた。
「脱出出来ただけでも奇跡だ」
「口に鼠花火もない」
九能は言い切った。
「確実に殺意がある」
「だから僕かトンちゃんでないと生き残れない」
面堂はきっぱりと言い切った。
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