るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第九話 体育館でのレクレーションその二
「流石にな」
「だからうちも怒るっちゃ」
ラムも言ってきた。
「その時は」
「そうだ、怒れ」
珊瑚もそれは当然とした。
「その時はな」
「幸い今はしていないっちゃが」
「怒ると電撃だな」
「それをお見舞いしてるっちゃが」
それでもというのだ。
「今のダーリンは誰にも言い寄らないしっちゃ」
「覗きもしないからか」
「安心してるっちゃ、ずっと大谷選手のことを考えて欲しいっちゃ」
「まあこいつのことやからな」
テンはあたるを冷めた目で見つつ述べた。
「今だけやな」
「もうわかってるっちゃ」
ラムにしてもだ。
「今だけっちゃ」
「むしろこの男に女のことを考えさせない大谷選手が凄い」
珊瑚はこう述べた。
「まことにな」
「ほんまやな」
テンも確かにと頷いた。
「俺もこいつが姉ちゃん達に興味見せんのはじめて見たわ」
「そう言うお前もだ」
あたるも負けじとテンに言う。
「女の子のことを考えられるか」
「全然や」
そうだと言うのだった。
「あんなバケモンと試合するって思うとな」
「どうすればいいかとなるな」
「色々考えてるけどな」
「勝てる筈がない」
「それでもやろうって思ってな」
それでというのだ。
「野球のことばかり考えてや」
「お姉さんのことはな」
「考えられるんわ」
「というかここにいる女の子殆ど彼氏持ちっちゃ」
ラムがこのことを話した。
「ダーリンもテンちゃんもそうした娘にはあまりっちゃ」
「私にはかけてもな」
さくらはつばめのことを頭に入れつつラムに応えた。
「他の者にはな」
「相手がいたらほぼかけないっちゃ」
「かけてもすぐに退くな」
「そうするっちゃ」
「俺はお姉さんは好きだが人のものを取る趣味はない」
あたるはそこを断った。
「決してな」
「俺もや、そんなんせんわ」
テンも言った。
「やってええことと悪いことがあるわ」
「その通りだ」
「浮気者でもそこはそうっちゃ」
ラムはまた言った。
「だからまだましっちゃ」
「ましか」
「人のものに手を出さないだけっちゃ」
あたるに対して言った。
「本当にっちゃ」
「だからそれは守ってな」
「あと子供には興味ないのよね」
しのぶはあたるのこのことを指摘した。
「中学生とかね」
「子供は子供だ」
あたるは腕を組んで言った。
「お姉さんじゃないからな」
「声をかけないのね」
「別にな」
「中学のスケ番グループが仕掛けようとしていたんだよな」
弁天はこのことを三人がそうしようとしたことを後になって聞いて知った、それでそのうえで今言うのだった。
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