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ハッピークローバー

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第百六十三話 魔法その十四

「僕はね」
「そう言われると」
 留奈も否定しなかった。
「あの人は相当馬鹿よね」
「学者さんでもね」
「学者さんに思えない位に」
「普通に十年以上論破されていたら」
 周りからというのだ。
「わかるから」
「何度目かでわかるわよね」
「それで二十年以上だと数えきれない位だよ」 
 間違っていると指摘されるというのだ。
「番組観ていたらこぞって言われて」
「周りの人達から」
「それでずっと、二十年以上テレビに出たら毎回ね」
「論破されてるから」
「わかるよ」
 普通はというのだ。
「自分が間違ってるって」
「おかしいって」
「そうなるよ、それがわからないって」
「馬鹿も馬鹿よね」
「そこまで馬鹿だから」
「性犯罪起こした人でもそう言うのね」
「民主主義とか女性の権利とか言っても」
 その実はというのだ。
「そんなのとは正反対の」
「全体主義で女性の権利はどうでもいい」
「そんなね」
「物凄い馬鹿な人ね」
「あそこまで馬鹿になったら」
 伊東はその愚劣極まる女流学者の顔を思い出しながら話した、彼の中ではその顔は馬鹿という文字にそのまま同じになっている。
「付ける薬もね」
「なくて」
「それでね」
 そうであってというのだ。
「よくもならないよ」
「酷過ぎて」
「そう、そしてね」
 そうであってというのだ。
「ああなりたくないよ」
「反面教師ね」
「そうだよ、本当にいつも民主主義とか平和とか言って」
「女性の権利とか」
「実際は北朝鮮好きで」
「あの国民主主義じゃないし」
「誰が見てもね」
 こう留奈に話した。
「平和でもないし」
「常に戦争しようと身構えていてテロもやって」
「あそこの軍隊なんてね」
「無茶苦茶だしね」
「自衛隊の悪口言うなら」
 それならというのだ。
「あそこは遥かにだよ」
「酷いし」
「戦前の日本と比べても」
 そうしてもというのだ。
「あの国はあんまりだし」
「軍隊だってね」
「自衛隊よりも遥かに酷くて日本軍よりもね」
「戦前のね」
「遥かに酷いから」
 だからだというのだ。
「問題外なのに」
「それでも好きで」
「挙句何かあるとムキになって」
 それでというのだ。 
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