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夢幻水滸伝

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第三百八十五話 自然にも目を向けてその六

 自分も諸島に入り現地を見て話した。
「ほんま独特やね」
「こちらの生態系はですね」
「他の場所とは違いますね」
「浮島の中には恐竜が生息している島もありますし」
「極めて独特です」
「この世界には恐竜もおるけど」
 ファラはこの生きものの話もした。
「生息地域は少ないね」
「はい、限られた地域にしか生息していません」
「ガラパゴス上空の浮島の一つやギアナ高地です」
「あとアマゾンの一部や上空の浮島」
「そして地下世界の一部ですね」
「そやね、少ないね」
 その生息地域はというのだ。
「どうしてもそうなるね」
「そしてですね」
「恐竜達が暮らせる環境も守りますね」
「そうされますね」
「勿論やで、恐竜がおるなら」 
 それならというのだ。
「そうしてくで」
「わかりました、ではです」
「恐竜が棲息している浮島の環境も守り」
「彼等が絶滅しない様にしていきましょう」
「個体数もチェックして」
 恐竜達のというのだ。
「絶滅しそうなら保護もするで」
「そうして守りますね」
「繁殖もさせ」
「そのうえで」
「そやで」
 まさにというのだ。
「そうしてくで、あとそれぞれの種の研究もやで」
「行われますか」
「そちらも」
「保護するだけでなく」
 それだけでなくというのだ。
「保護するんやったらその種を知らへんと出来んし」
「学問的にですね」
「研究も行いますか」
「ガラパゴス諸島のそれぞれの生きものについて」
「そうしますか」
「そして諸島の環境もな」
 こちらもというのだ。
「研究するで」
「かなり大がかりですね」
「そこまでされるとは」
「ただ統治するだけではないですか」
「綿密な研究も行っていきますか」
「浮島の方もやで、そしてな」
 ファラは官吏達にさらに話した。
「恐竜についてもや」
「研究しますか」
「彼等についても」
「その環境も含めて」
「そうするで、ただ恐竜はでかくて危険や」
 この種の生きもの達のこのことも話した。
「やっぱりな」
「はい、これがです」
「恐竜はそれが問題です」
「極めて巨大で強力です」
「その体力や攻撃力はドラゴンに匹敵します」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「そこは気を付けて」
「研究していきますか」
「恐竜達については」
「そうしていくのですね」
「そうしてくで」
 ガラパゴス諸島とその上空の浮島達とそこにいる生きもの達のことも話した、そうした話をしてだった。
 そのうえでだ、エクアドルの統一も進めていったが。 
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