新オズのブリキの樵
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三幕その四
「スポーツも晴れでコンサートも晴れだから」
「催しだから」
「いいんだよ」
「どちらをしてもなのね」
「コロシアムで行うのは競技ばかりじゃないね」
「お芝居だってするわね」
「だからね」
それでというのです。
「アリーナでもだよ」
「コンサート行っていいのね」
「そうだよ、それでね」
樵はあらためて言いました。
「このアリーナは候補地にだよ」
「入れるのね」
「そうさせてもらうよ」
「そうなのね、しかしね」
「しかし?」
「コンサート会場を探して決めるのは面白そうね」
王女は笑ってこうも言いました。
「だから私もお父様とお母様にお話して」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「探して決めるのに参加するのね」
「そうさせてもらいたいわ」
「僕は歓迎するよ」
こうも言ったのでした。
「是非ね」
「そう言ってくれるのね」
「うん、ドロシーにも確認取ろうね」
「今回の責任者になるのね」
「探して決定するね」
コンサートを開催する会場のです。
「だからね」
「それでよね」
「うん、今からね」
まさにというのです。
「探そうね」
「それではね」
こうお話してでした。
アン王女も参加することになりました、お国の王様も王妃様もオズの国の為になるからと快諾してでした。
樵がスマートフォンで確認を取ったドロシーもでした、こうしてです。
王女も参加しました、するとです。
早速です、王女はこう言いました。
「さて、まずはね」
「まずは?」
「変身したいわ」
樵に笑顔で言いました。
「ここはね」
「ああ、僕達みたいにだね」
「そうよ」
まさにというのです。
「鳥になりたいわ」
「うん、じゃあなろうね」
「これからね。それでね」
「僕のお城まで行くね」
「ブリキのね」
そちらのというのです。
「行かせてもらうわ」
「それじゃあなろうね」
「ええ、それでどうしてなるの?」
「このお薬を飲んでね」
白い丸薬を出して言いました。
「それでなりたいものを言えばね」
「なれるのね」
「そうなんだ」
「じゃあね」
「飲むね」
「いただくわ」
これからというのです。
「そうさせてもらうわ」
「それではね」
「じゃあ一個いただくわ」
「どうぞ」
笑顔でお話してでした。
ページ上へ戻る