おぢばにおかえり
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第八十四話 日常を過ごせるのもその三十二
「九州に行きたいです」
「そうなのね」
「福岡いえ長崎でも」
「長崎でもいいの」
「長崎の街大好きで」
それでというのです。
「あとハウステンボスも」
「ああ、何かオランダの街を再現したっていう」
「そこも大好きなんで」
だからだというのです。
「長崎もいいです」
「じゃあ福岡は」
「勿論好きですよ、豚骨ラーメンも明太子も」
九州名物のこういった食べものもというのです、そういえば新一君は何でも美味しいと言って食べるタイプです。
「あと鯖のお刺身も」
「鯖のお刺身って」
「あっちでは生で食べるんですよ」
「そうなのね」
このことは知りませんでした、正直少し驚きました。
「お刺身にして食べるの」
「あとゴマ醤油に漬けて味付けして」
そうしてというのです。
「お茶漬けにして食べますよ」
「冷えたご飯の上に乗せて」
「それでそこに熱いお茶をかけて」
「そうして食べるのね」
「そうもします」
「それは知らなかったわ」
このこともです。
「九州も色々あるのね」
「そうです、がめ煮とかモツ鍋とか鶏料理とかも」
「全部九州ね」
「その九州のお料理がよくて」
それでというのです。
「尚更です」
「九州に行きたいのね」
「それで住みたいとも思っています」
「そこまで好きなのね、ホークス」
「九州自体もですね」
「そうなのね、ちょっと意外ね」
私はこうも思いました。
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