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新オズのブリキの樵

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第二幕その七

「ベレー帽の人とサングラスの人がいるけれど」
「日本から来た漫画家さんで」
「その人達とお話をしてね」
「道具のヒントを得たんだ」
「物凄い漫画家さんで」
 そのお二人はというのです。
「道具だけじゃなくて忍者やゴルファーや超能力や妖怪をね」
「色々あるね」
「何でも漫画に描く」
「凄い人なんだ」
「お化けも宇宙人もコピーの一家も子供が超人になったりもよ」
 さらに言うドロシーでした。
「生み出すね」
「これまた凄い漫画家さんだね」
「その人とお話をして」
 そしてというのです。
「ヒントを得てね」
「道具を生み出したんだ」
「そうなの、ただタイムマシンはね」
 この道具はといいますと。
「ヒントを得たけれど」
「生み出せなかったんだね」
「オズの国でも今の技術ではね」
「そうなんだね」
「ええ、流石に時間を移動することはね」
「難しいね」
「とてもね。けれど他の道具は色々あるから」
 だからだというのです。
「それを使ってね」
「移動していけばいいね」
「ええ、そうしましょう」
「それではね」
「しかし面白いね」
 かかしがこんなことを言ってきました。
「二人なのに一人称になってるよ」
「その漫画家さんについてね」
「うん、それはどうしてか」
「実は二人で一人のペンネームなのよ」
 ドロシーはかかしにそうだとお話しました。
「それでなのよ」
「一人称なんだね」
「お二人でもね」
「そういうことだね」
「その漫画家さんについてはね」
「成程ね」
「日本には他にも凄い漫画家さんがいてね」
 それでと言うつぎはぎ娘でした。
「オズの国にも来ているわね」
「うん、眼鏡をかけてベレー帽をかけた人もいるね」
 モジャボロも言ってきました。
「あの人の漫画も凄いね」
「アフロ頭の漫画家さんなんてね」
 ビリーナはこの人のお話をしました。
「九人のサイボーグや仮面を被ったヒーローや変身する忍者やロボットの刑事さんを描いてるわね」
「六つ子の漫画や着物を着た男の子を描く漫画家さんもいるわね」
 エリカはこの人を思い出しました。
「この人も面白いわよ」
「僕は犬の漫画が好きだよ」
 トトは自分と同じ生きものであることを意識しながら言います。
「兵隊さんになるね」
「日本では漫画が凄く人気が出て」
 それでと言う臆病ライオンでした。
「面白い作品が沢山出たんだね」
「日本は色々な漫画家さんを生み出していて」 
 そしてと言う教授でした。
「その作品は学問でもあるのだよ」
「描かれていることが凄くてね」
 それでと言う樵でした。
「その為だね」
「そう、そして魔法使いさんも」
 この人もというのです。 
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