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夢幻水滸伝

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第三百八十四話 穏やかな少女その九

「あーしもです」
「極悪人は死刑にされますね」
「そうしてます」
「そのこともです」
 極悪人即ち凶悪犯を死刑に処すこともというのだ。
「いいとです」
「評判がええですか」
「そうなのです、全体として税率も低く」
「その分産業を栄えさせて収入にしてます」
「そうした政策も評判で」
「あーしは支持が高いですか」
「そうです」
 まさにというのだ。
「素晴らしい統治だと言われています」
「それは何よりです、ただ」
 ここでチャチーリアはこうも言った。
「あーしよりも。ボリビアでは」
「セスペデス様ですか」
「物凄くええ政してはって」
 そうであってというのだ。
「勢力を豊かにしはって。しかも話し合いで」
「勢力を拡大されていますね」
「それでかなりです」
「勢力を拡大されていますね」
「もうあーしなんて」
 それこそというのだ。
「及びもつかへん位の」
「統治をされていますか」
「勢力拡大も」
 そちらもというのだ。
「ほんまに」
「そう言われますか」
「はい」
 そうだというのだ。
「流石ですね」
「知力と政治力が相当高いそうですが」 
 親父は彼のステータスの話をした。
「しかもです」
「それに加えてですね」
「特技の方でも」
「政治特に交渉や外交が高くて」
「そのこともあり」 
 それでというのだ。
「戦よりもです」
「政で勢力を拡大されていますね」
「他の星の方よりも遥かに」
「それで、です」
 チェチーリアはそれでと話した。
「あーしもです」
「セスペデス様にはですか」
「負けるとです」 
 その様にというのだ。
「思ってます」
「そうなのですね」
「ほんまに」
 親父に飲みながら話した、そうした話もしながら政を進めていきボリビア北東部を完全に掌握しこの国でセスペデスと勢力を二分するまでになったが。
 そうなった時にだ、セスペデスから話が来た。
「一緒にですね」
「はい、統一しまして」
 記者が話した。
「そのうえで、です」
「二人でボリビアを治める」
「そうされないかとです」 
 その様にというのだ。
「打診がありますが」
「喜んで」
 チェチーリアは一言で答えた。 
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