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夢幻水滸伝

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第三百八十四話 穏やかな少女その七

「やっぱりです」
「お嫌ですか」
「そうです、それで」
 ビールを飲みながら話した。
「出来る限り大きな軍隊を持って」
「装備もよくされているそうで」
「そうしたらです」 
 強い軍隊を擁すればというのだ。
「最初からです」
「攻めてくる勢力はないですね」
「弱いとです」 
 それならというのだ。
「やっぱり攻めてきますんで」
「だからですね」
「あらかじめです」 
 つまみの茹でたソーセージも食べた、唐辛子を利かせたソースがかけられていてぴりりとした味である。
「強い軍隊がありますと」
「敵も攻めないで」
「平和でいられます」
「そうしたお考えで、ですか」
「やっていってますけど」
「成功していますね」
「はい、それで降る様に言っても」 
 自分の勢力に加わる様にだ。
「街や村に」
「降りますね」
「相手が強うて」
 そうしてというのだ。
「それで平和にやっていけるなら」
「降りますね」
「そうです、平和で穏やかにいたいなら」 
 そうでありたいならというのだ。
「やっぱりです」
「まずは強くあることですか」
「軍隊も、そして警察も」 
 この組織もというのだ。
「強うしまして」
「それで、ですね」
「治安も守っています」
「それも平和の為ですね」
「ほんま平和が第一です」
 チェチーリアは心から言った。
「何と言いましても」
「それで警察もですね」
「充実させて」
「治安をよくしていますか」
「はい、何もなくて」
「それで平和でいられるか」
「無防備なんて言っても」 
 そうしてもというのだ。
「賊やモンスターは来ますし」
「備えは必要ですね」
「はい、ですから」
「軍隊や警察をですね」
「まず充実させています、それでも攻めずに」
 それは行わずにというのだ。
「あーしのペースでやらせてもらってます」
「焦らずですね」
「そうです、私生活も」
 そちらもというのだ。
「同じです」
「今は官邸で暮らされていますね」
「こっちから引っ越して」
「そうですね、この街の」
「市長さんからええ家を紹介してもらって」
 そうしてというのだ。 
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