博士の挑戦状
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百三十三話
第二百三十三話 よく観てみて
博士は小田切君のプレイを観て言った。
「相当に上手じゃな」
「昔からゲームは得意でして」
小田切君は博士にそれでと答えた。
「それで、です」
「次から次にクリア出来ておるか」
「ファミコンは簡単ですが」
こちらのゲーム達はというのだ。
「MSXについては」
「難しいな」
「はい、ですが」
「ミスせずにクリアしておるな」
「コントローラーに慣れましたら」
それぞれのゲームのというのだ。
「後はもう今のゲームの操作を考えたら」
「コマンド入力等が難しいな」
「それでちょっと反応が遅れますと」
「ミスにつながるな」
「即座に、ですから昔のゲームは」
ファミコンやMSXのそれ等はというのだ。
「僕にとってはです」
「クリア出来るか」
「ファミコンソフトですと楽で」
「敵の動きもわかるか」
「攻略本やサイトで確認すれば」
そうすればというのだ。
「それで覚えましたら」
「対応出来るか」
「はい、ですから」
「問題なくクリア出来るか」
「そうです、ですが僕昔からです」
博士にあらためて話した。
「ゲームは得意で」
「ミスせずクリア出来ておるか」
「後は焦らないことですね」
「それが大事じゃな」
「少しずつの作業でも」
ゲーム内のそれでもというのだ。
「確実にしていって」
「焦らないことじゃな」
「はい、そうして」
そのうえでというのだ。
「やっていけば」
「それでミスをしないな」
「焦ってすぐに行こうとしますと」
「ミスをするな」
「ですから」
そえでというのだ。
「焦らない、これは絶対にです」
「大事じゃな」
「それを守っています」
博士に話した、現在のゲームの難易度から昔のゲームをプレイしそして焦らないことだというのだ。実際に小田切君は焦っていなかった。
第二百三十三話 完
2015・1・2
ページ上へ戻る