るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八話 中華街でその十
「そうだった」
「そうですわね」
「ですから諦めました」
飛鳥はやや俯いて語った。
「私も阪神に勝って欲しかったのですが」
「不思議なのよね」
ランは饅頭を片手に話した。
「阪神って投手陣はいつも揃うのに」
「投手陣は先発、中継ぎ、抑えと常にですな」
弥勒が応えた。
「揃いますな」
「だから困らないけれど」
ランは弥勒にそれでもと言葉を返した。
「打線はね」
「中々、ですな」
「これがね」
「守備もよくないことが多いからな」
天草もどうかという顔で語った。
「阪神は」
「それでエラーも多いし」
「ここぞって時にエラーも出て」
「それが決勝点にもなって」
「しかも打たなくてな」
「負けるのよね」
「不思議の負けなしって言うけれどな」
天草はこの言葉も出した。
「阪神の場合はな」
「あるわね」
「いきなり暴れ馬の団体が出て来るみたいなな」
「負け方があるわね」
「それが阪神と言えばそれまでだが」
さくらは既に料理を五十皿食べている、だがまだ食べている。
「あまりにも酷い」
「マモノとケンタッキーのおっさんって凄いですね」
因幡君が見てもだった。
「つくづく」
「全くじゃ、祓おうにもな」
さくらは今度は巫女として話した。
「私でも無理だ」
「そうですか」
「とてもな」
こう因幡君に話した。
「力が強過ぎてな」
「そうですか」
「どうにかしたいが」
「諦めるのは駄目だよね」
タコス八郎が言ってきた。
「ここで」
「阪神の黄金時代が見たいな」
「見たいよ」
さくらに即座に答えた。
「僕もね」
「私も同じだ、だからな」
「お祓いしたいね」
「そうだが」
それでもというのだ。
「これがな」
「難しいんだね」
「私でもな」
「わしも何度か試みたが」
チェリーも言ってきた。
「これがじゃ」
「あんたが無理って凄いな」
賢太郎はそのことに驚いていた。
「そんな顔なのにな」
「顔は関係なかろう」
「あんたはあるだろ」
「あるかのう」
「アップで出られたらな」
「その時か」
「俺達だと耐えられないぞ」
「全くだ」
面堂も言って来た。
「そのアップはかなりのダメージだ」
「だから止めて欲しいけれど」
しのぶも言う。
ページ上へ戻る