るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第八話 中華街でその十一
「いつもいきなりだからね」
「困ったことだ」
「本当にね」
「あんたのアップを受けて平気な人なんてな」
賢太郎はそれは誰かも言った。
「大谷選手位だぞ」
「あの人なら問題なしですね」
四谷は日本酒を飲みつつ頷いた。
「この人のアップでも」
「精神力が違うからな」
「はい、ですから」
それ故にというのだ。
「あの人ならです」
「平気だな」
「はい、ですが」
四谷はそれでもと話した。
「あの人以外ではです」
「耐えられないな」
「おそらく大谷選手のチームの人達にも通用しますが」
「それでだめーじ与えてもな」
「結局大谷選手は健在なので」
だからだというのだ。
「意味がありません」
「あの人に打たれて抑えられたな」
「終わりです」
「そうなんだよな」
「そういえばラム」
あたるはラムに真顔で問うた。
「あかねちゃんがキャッチャーでな」
「うちもっちゃ」
「お前がセンターでと思ったが」
「うちが飛べるからっちゃな」
「そうだ、飛んでだ」
そうしてとだ、あたるはラムに話した。ラーメンを食べてそれから水餃子も食べてそうして言うのだった。
「大谷選手の打球を捕ることはな」
「無理っちゃよ」
ラムはきっぱりと断った。
「うちが飛んでもっちゃ」
「大谷選手の打球には追い付けないか」
「とてもっちゃ」
それこそというのだ。
「追い付けないっちゃ」
「走ってもだな」
「グラウンド内でもそうでっちゃ」
「空を飛んでもか」
「大谷選手は別格っちゃ」
「打球が速過ぎるか」
「そうっちゃ、一八八キロっちゃよ」
大谷翔平の打球速度はというのだ。
「とても追いつけないっちゃ」
「いや、定位置にボール来たら捕れるだろ」
犬夜叉はこう言った。
「それならな」
「その周りにっちゃな」
「そうだろ」
「それが大谷選手が左右に打つとっちゃ」
「ああ、広角打法か」
犬夜叉は左右を聞いてこれだと言った。
「長打を左右に打ち分ける」
「それで打たれるとっちゃ」
「あんた補れないか」
「そうっちゃ、定位置に打たれると思わないことっちゃ」
「考えてみればそうか」
「だからセンターは別の人っちゃ」
「あんたはキャッチャーか」
ラムに言った。
「あたるがピッチャーで」
「そうなったっちゃ」
「そうなんだな」
「ちなみにダーリン球速よりもっちゃ」
ピッチャーとしてのあたるのタイプの話もした。
「変化球とコントロールと緩急っちゃ」
「それで投げたら強いですよ」
六文はその投げ方を聞いて言った。
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