るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第八話 中華街でその四
「素直になればどうだ」
「何が素直だ」
「言ったまでだ」
面堂の返事はこうだった。
「僕もな」
「俺はこんな奴どうでもいいからな」
「本当に仲が悪いっていうのはな」
りんねも言って来た。
「違うだろ」
「あれよね、竜之介さんとおじさん」
桜はこの二人がだと話した。
「やっぱり」
「あの二人はそうだよな」
「おじさん今はお姿見えないけれど」
「あの人はあんまりだしな」
「仲悪いからな」
竜之介自身認めた。
「あんな糞親父とはな」
「俺の黒親父に負けていないからな」
りんねには実感もあった。
「だからな」
「そうだよ」
「仲悪いってのはな」
「お二人みたいなことを言うわね」
りんねも桜も言った。
「やっぱり」
「そうだよな」
「だから」
桜はさらに言った。
「乱馬君とあかねちゃんは」
「どう見てもな」
「仲いいわ」
「そうなんです」
雲竜あかりもいて言って来た。
「お二人は」
「あかりちゃんが見てもよね」
「惚れ惚れする位に」
「喧嘩していてもね」
それでもというのだ。
「その実はね」
「仲がいいです」
「そうなのよね」
「ですから」
それでというのだ。
「応援したくなりますね」
「心からね」
桜はあかりににこりと笑って応えた。
「私も」
「何でそう誤解されるんだ」
「迷惑よ」
二人はこう言う。
「全く、何で許嫁なんだか」
「こんなのとな」
「だったらバッテリー解消するかい?」
朱美が冷めた目で言ってきた。
「二人の」
「俺のボールはあかねしか受けられないだろ」
「乱馬だから私もキャッチャー出来ます」
これが二人の返事だった。
「こんな意地の悪い奴の」
「頑丈なだけが取り柄だからな」
「サイン出さなくてもリード出来ますし」
「こいつだと何でも投げられるしな」
「やっぱりね、あんた達仲いいわよ」
朱美もここまで聞いて微笑んだ。
「幸せにやりなよ」
「いや、幸せってな」
「そんなのないですから」
「本当に喧嘩する程だよ」
笑って言う朱美だった、兎角だった。
乱馬とあかねは周りに言われつつも喧嘩してお互いのプレゼントを買ったりもしていた、五代は響子に素直にだった。
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