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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第七話 六甲おろしその十三

「その中からです」
「ああしたことが出来るから」
「もう、ですよね」
「桁が違うわ」
「大谷選手は」
「どう考えても」 
 それこそというのだ。
「大谷選手は別格よ」
「そうですね」
「普通のプロ野球選手に負けない身体能力があっても」
 それでもというのだ。
「大谷選手はね」
「格が違い過ぎて」
「勝つことはね」
 それはというと。
「本当にね」
「無理ですね」
「ええ」
 まさにというのだ。
「殆どね」
「どう考えても」
「いや、有り得ないまでに」
 しのぶはこうまで言った。
「凄い人で」
「本当に阪神に来て欲しいですね」
「私達が勝てばね」
 例え勝利の可能性がほぼないにしてもとだ、しのぶは因幡君に対して心から思いながら話を続けていった。
「そうして欲しいわね」
「必ず」
「勝てないけれど」
「若し勝てば」
「その時はね」
「しのぶ机投げられるあるな」
 シャンプーは大きな豚肉を食べつつ問うた。
「そうあるな」
「そう言うあんたも壁壊せるわね」
「武器を使わなくてもある」
「それでも勝てないわよね」
「無理ある」
 シャンプーはきっぱりと言い切った。
「大谷選手にはある」
「私も同じよ」
「パワーもちゃうからな、あの人」
 右京が見てもだ。
「一六五キロ投げてホームラン五十四本やからな」
「どっちもとんでもねえからな」
 弁天も言った。
「速球王にホームラン王かよ」
「滅茶苦茶やからな」
「勝てねえよな」
「どう考えてもな」
 右京はホルモンを焼きつつ言った。
「どんな能力や」
「野球漫画でもやり過ぎだぜ」
「打球速度が一八八キロでして」
 小太刀はこちらの話をした。
「滞空時間がかなり長いということは」
「飛距離も高さもかなりよ」
 おユキが答えた。
「東京ドームではご自身の看板に打球を当てたし」
「奇跡みたいなお話ですけれど」
「看板まで飛ばす位ね」
「凄い打球ですわね」
「そうなるわ」
「恐ろしいお話ですわ」
「何処をどう戦えば勝てるんだよ」 
 良牙は本気で思った。
「あの人にな」
「だから無理かと」
 弥勒は椎茸を食べながら冷静に述べた。
「今お話している通り」
「やっぱりそうなるか?」
「はい、投打において」
「じゃあ俺達ヒットの一本も打てねえか」
「バットにボールが当たればましかと」
 それ位だというのだ。 
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