るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

「あの人には」
「能力が違い過ぎますよね」
　飛鳥までこう言った。
「私もそう思います」
「そうです、ピッチャーとして桁外れでして」
　面堂は飛鳥に真面目な顔で話した、その顔にはいつもの自信はなく真剣に相手の能力を見ての判断があった。
「バッターとしてもです」
「そこまでですから」
「足も速いです」
「五十九盗塁って凄いですね」
「全くです、あの背丈でなのですから」
「一九三センチですから」
　飛鳥は彼のその背丈のことからも話した。
「普通はそこまで速くないですね」
「守備の際の動きも素晴らしいです」
「恐ろしい方ですね」
「というかそこまで大きな人ってな」
　テンは今思った。
「この面子で殆どおらんな」
「そうだ、ほぼおらぬ」
　さくらがその通りだと答えた。
「一人だけだ」
「レイさんだけだけれど」
「ぶもっ」
　レイはランに左手を横に振って否定した、ランはそれを見て言った。
「大谷選手には全く及ばないって言ってるわ」
「むしろ勝てる人おったら凄いわ」
　テンは真顔で言った。
「つくづく思うわ」
「安心しろ、最初から分かっていることだ」
　あたるは肉を貪りつつ応えた。
「だから開き直ってだ」
「めっちゃ運がよかったら勝てるやな」
「そう思って試合をするぞ」
「ほんまそれしかないな」
「大谷選手にはな」
「俺も変身すれば大谷選手より大きいがな」　
　パンスト太郎は鋭い目で述べた。
「勝てる筈があるか」
「私も大きくなるが無理だ」
　殺生丸もだった。
「強過ぎる、相手がな」
「そういえば私達お顔巨大化出来るわ」
　かすみはビールを飲みつつこのことに気付いた。
「なびきもあかねも」
「いや、あれでもよ」
　なびきは姉に真顔で答えた。
「大谷選手には勝てないでしょ」
「そうよね」
「あんまりにも凄い人だから」
「プロ野球選手の中でも並外れた方だから」
「あの体格で私達の誰よりも速く動けるって」
　あかねは思った。
「それだけでも常識外れよ」
「そうよね」　
　響子は焼いた人参を食べつつあかねに応えた。
「やっぱり」
「普通あれだけ大きいと動き遅いですよね」
「そうなる筈よ」
「それがあれだけ盗塁出来て」
「守備の動きも抜群だから」
「物凄い人よ」
　響子は心から思った。
「本当に」
「そうですね、では」
「私達ではね」
「勝てないですね」
「殆どね」
「プロ野球選手になるだけでも凄いのに」
　しのぶはこのことから考えた。
「そこで活躍出来る人はね」
「さらに限られていますし」
　因幡君が応えた。