新オズのブリキの樵
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第一幕その四
「イギリス料理は」
「それがオズの国にも出ているね」
「アメリカの影響を受けるので」
「どうしてもね、まあ食べたくなったらね」
そのイギリス料理をというのです。
「食べたらいいよ」
「わかりました」
「朝食はいいらしいしティータイムもね」
「イギリスのものですね」
「だからね」
そうであるからだというのです。
「よかったらね」
「はい、イギリス料理も頂きます」
「そうするといいよ、それで午後も遊んで」
「そうしてですね」
「晩ご飯の後はね」
それからはといいますと。
「お風呂に入ってね」
「お休みですね」
「そうしてね、ベッドはちゃんとシーツもマットも掛け布団もあって」
そうであってというのです。
「皆それぞれ天幕付きのベッドで寝てもらうよ」
「天幕付きですか」
「そのベッドで寝ていいんですか」
「豪華ですね」
「そんなベッドで寝られるなんて」
「凄いですね」
「ここは宮殿だからね」
それ故にというのです。
「皆はそこで寝てもらうよ」
「あの、樵さんは」
ジョージはジュースを飲んでから言いました。
「寝る必要は」
「ないよ、けれどね」
「それでもですか」
「お客さんが来たらね」
「そのお客さんがですね」
「僕やかかし君は食べる必要はなくても」
それでもというのです。
「やっぱりね」
「他の人達はですね」
「食べて飲む」
「そして寝る」
「その必要があるから」
「だからですね」
「食堂やベッドがあってね」
そうであってというのです。
「お風呂もあるよ」
「そうなんですね」
「そうしたものもあるんですね」
「しっかりと」
「それで僕達も入られるんですね」
「今夜は」
「とても大きな浴場でね」
樵はお風呂場のお話もしました。
「露天風呂も水風呂もサウナもあるよ」
「お風呂も豪華ですね」
「全部揃っていますね」
「露天風呂まであるなんて」
「凄くいいですね」
「楽しみです」
「是非楽しんでね、ちゃんと男湯と女湯があるから」
しっかりと分かれているというのです。
「楽しんでね」
「そうさせてもらいます」
「是非共」
「お風呂の方も」
「晩ご飯を食べた後で」
「そうさせてもらいます」
五人は笑顔で応えて実際にでした。
お昼ご飯の後は午後も皆で遊んで晩ご飯はやはりブリキの食堂でいただきました。今度はオマール海老やラム肉、新鮮なウィンキーのお野菜や果物がふんだんに使われたフルコースを頂きました。そしてお風呂に入ったのですが。
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