世界の礎
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第九話 開墾その九
「尚更だ」
「敵を圧倒的出来ますか」
「そうなった、だからな」
「その力で、ですね」
「中国を攻めてな」
そうしてというのだ。
「一気にだ」
「掌握しますか」
「無論降る国はだ」
中国でもというのだ。
「そのままだ」
「迎えるのですね」
「そうする、ではな」
「中国をですね」
「攻める、歩兵に飛兵にも持たせ」
火器をというのだ。
「騎兵にもだ」
「持たせるのですね」
「そして特に大砲だ」
この武器だというのだ。
「あらためて砲兵隊を編成してな」
「そうしてですか」
「多くの大砲でだ」
「戦うのですね」
「敵軍を攻め」
そうしてというのだ。
「街や村もな」
「攻めるのですね」
「堅固な壁もだ」
街や村を守るそれをというのだ。
「簡単に崩せる」
「強力な術で攻めた様に」
「そうだ」
まさにというのだ。
「その様にだ」
「攻められますね」
「そうだ、だからな」
「特に大砲をですね」
「多く造りな」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「砲兵隊を設け」
「彼等も戦に用いる、また船にもだ」
そちらにもというのだ。
「大砲を載せる」
「そして戦うのですね」
「海や川でもな」
海軍大臣のキトに答えた。
「そうしていく」
「そうすれば敵軍にも有利になり」
「さらにな」
「獣やモンスターにもですね」
「当然賊達に対してもな」
敵軍だけでなくというのだ。
「火器があるとな」
「有利に戦え」
「倒すことが出来る」
そうだというのだ。
「虎や豹も強いな」
「はい」
ヤクが答えた。
「あれで」
「そうだな」
「猛獣はです」
「モンスターと変わらないな」
「非常に強いです」
「生身の人が勝つなぞな」
「相当な者でないとです」
それこそというのだ。
「倒せません」
「そうだな」
「武器があろうとも」
「倒すことは容易ではない」
「ですから人里近くに出られると」
「厄介だ」
「モンスターと同じく」
こう義青に話した。
「左様です」
「だが火器があるとな」
「猛獣達にもですか」
「容易に倒せる」
「そうなのですね」
「弓や術もあるが」
戦にはというのだ。
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