るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第七話 六甲おろしその八
「そのことだけでもね」
「全くだよな」
「本当に怪我をしたらね」
「試合に出られなくてな」
「選手生命にも関わるわ」
「そうだよな」
「若し」
おユキはここでこの人の話をした。
「田淵さんみたいに」
「デッドボールか」
「命に関わることもなるし」
「あたい達ああしたことがあっても痛いで済むしな」
「有り難いわね」
「頑丈な身体はな」
怪我をしないそれはというのだ。
「いいことだぜ」
「全くよね」
「何でもない様で」
松阪は串に刺した牛肉とピーマンそして玉葱を食べつつ言った。
「大事なことだよ」
「俺も怪我をしたら」
畑中も言った。
「どうなるか」
「ああ、ボクサーだってな」
向田はビールを飲みながら応えた。
「怪我はな」
「最悪命取りになりますね」
「それで引退なんてな」
そうした事態に陥ることはというのだ。
「絶対にな」
「あってはいけないですね」
「そうだよ」
こう言うのだった。
「お前もな」
「気を付けます」
「だからな」
向田はさらに話した。
「トレーニングと試合の前後はな」
「準備体操ですね」
「ストレッチもしてな」
「体をほぐして温めることですね」
「殴られてもダメージは仕方ねえ」
こちらのことはというのだ。
「野球でもデッドボールはな」
「ありますね」
「しかしな」
それでもというのだ。
「そういうのも避けろ」
「出来るだけですね」
「パンチは受けるな」
ボクシングのそれはというのだ。
「そしてデッドボールもな」
「避けることですね」
「ボールをよく見てな」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「危なかったらよける」
「そうしろ」
まさにという言葉だった。
「そっちもな」
「わかりました」
「そしてな」
さらに言うのだった。
「怪我をしねえ」
「兎に角ですね」
「それは絶対だ」
「スポーツについては」
「そうあるべきなんだよ」
こう畑中に話した。
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