るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第七話 六甲おろしその九
「何て言ってもな」
「怪我ですね」
「お前は怪我しないからな」
畑中のこのことも話した。
「そのことはいいことだ」
「それはどうも」
「ただな」
向田は苦い顔でこうも言った。
「お前は食い意地が問題だ」
「そこでそう言います?」
「それが一番の問題だからな」
それ故にというのだ。
「ここでも言うぞ」
「厳しいですね」
「今も食ってるしな」
バーベキューをたらふく食っている、向田はその畑中を見ながら言う。見れば彼も言いつつ肉を食べている。
「いいにしてもな」
「野球だからですね」
「ボクサーは考えて食え」
絶対にというのだ。
「いつも言ってるな」
「ですよね」
「それが出来てねえからな」
「問題ですか、俺は」
「怪我をしなくてもな」
「俺も怪我してもな」
乱馬は大きな牛肉を食べつつ言った。
「遅くても一週間で治るな」
「私に思いきり殴られてね」
あかねが応えた。
「全身包帯巻きになって入院したわね」
「スピンかかる位派手に吹き飛ばされてな」
「けれどすぐに治ったわね」
「そう思うと俺も怪我に強いな」
「後遺症ないしね」
「俺なんかどれだけ酷い目に遭ったか」
温泉マークも言ってきた。
「毎度毎度な」
「それでもですね」
「そうだ、無事だ」
なびきに答えた。
「すぐに回復している」
「皆同じですね」
「滅多に怪我をしなくてな」
そうしてというのだ。
「してもすぐに回復するならいいことだ」
「全くですね」
かすみもその通りだと頷いた。
「本当に」
「私も先生よく吹き飛ばしてるし」
しのぶも心当たりがあった。
「けれど再起不能や後遺症残ることはないですね」
「本当に皆丈夫じゃ」
コロンが見てもだ。
「そのことは何よりじゃ」
「若し怪我をして再起不能になったら」
六文は言った。
「野球も出来ないですね」
「そう、本当に」
弥勒は六文にその通りだと答えた。
「赤星選手も怪我で引退したね」
「そうなんですよね」
六文は残念そうに応えた。
「いい選手だったのに」
「試合中に受けた怪我で苦しんでね」
「まだまだ活躍して欲しかったです」
「掛布選手もそうだったしね」
弥勒は彼の話もした。
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