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ドリトル先生の長崎での出会い

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第十二幕その六

「祈りましょう」
「そうしようね」
「教会で」
「是非ね、信仰心を忘れたら」
 その時はといいますと。
「これ以上はないまでにね」
「残念なことですね」
「そうだしね」
「信仰心がありますと」
「それに越したことはないしね」
 先生はこうしたこともお話しました。
「神様を信じることはそれだけでだよ」
「いいことです」
「とてもね」
 まさにというのです。
「それだけで人は違うよ」
「信仰心がありますと」
「間違えることが少なくなるし」
「モラルにもなりますね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「心の支えにもなるし」
「信仰心はあるといいですね」
「神も仏もないなら」
 即ち無神論に至ると、というのです。
「もうね」
「おかしくなることが多いですね」
「そうだよ、本当にね」 
 その時はというのです。
「間違える人はいるからね」
「神も仏も信じなくて」
「自分の力だけで生きると言って」
 そうしてというのです。
「おかしな人や国を支持したり」
「そうもなりますね」
「そして行いもね」
「おかしくなりますね」
「沖縄の基地の前にいる様な」
「あんな人達になりますね」
「そうなりかねないからね」
 だからだというのです。
「やっぱりね」
「信仰心はあった方がいいですね」
「神仏を信じるね」
 そうしたというのです。
「信仰心を持って」
「そのうえで」
「そう、そしてね」 
 そのうえでというのです。
「生きていくべきだよ」
「それがいいですね」
「無神論者が駄目とかじゃなくて」
「間違えることが多いですね」
「そう見えるからね」
 先生としてはです。
「本当にね」
「神仏は信じる方がいいですね」
「そう思うよ」
 こうしたことも言いました、そしてです。
 先生は翌日の朝皆と一緒に学園の中のプロテスタントの教会に入ってお祈りをしました、そうしてからでした。
 皆にです、研究室で紅茶を飲みつつ言いました。
「後はね」
「神様がだね」
「お二人を見守ってくれるよ」
 王子にお話しました、皆でほうじ茶を飲んでいます。
「きっとね」
「だからだね」
「僕達はね」
「若しお二人が生まれ変わりで」
「巡り会ったらね」
「幸せになることをだね」
「願っていよう」 
 そうしようというのです。 
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