るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第七話 六甲おろしその五
「犯罪だよな」
「実際にやったらな」
コースケも言った。
「そうだよな」
「警察呼んだ方がよくないか?」
チビは周りに小声で囁いた。
「それなら」
「うむ、それがいいな」
メガネはチビの意見に賛成した。
「今すぐにな」
「待て、実際にどちらも使っておらん」
玄馬はそこは嘘は言わなかった。
「流石にな」
「そうだといいけれどな」
来栖はそれならと玄馬に言った。
「本当にやったら警察呼ばないとな」
「ああ、是非通報してくれ」
息子も味方ではなかった。
「こんな糞親父どうなってもいいしな」
「それが息子の言葉か」
「糞親父だから言うんだよ」
父に顔を向けて言い返した。
「これまでのことを思えばな」
「つくづく人望がないのう」
楓はそんな親子のやり取りを見て思った。
「日頃の行いのせいか」
「早乙女君、真面目に生きよう」
狐は早雲に化けて言った。
「君それじゃあ駄目だよ」
「そうよね、お父さん」
「お父さんもいいこと言うわね」
「お父さんの言う通りよ」
娘達はこぞって父の言葉に頷いた、言うまでもなく実際はどうであるのか三人共わかっている。それでも狐に合わせているのだ。
「おじさまちょっとね」
「行いあらためないとね」
「そうよね」
「うむ、わしもそう思う」
狐はまた言った。
「このままではよくない」
「全くだ、それであと少しでキャンプ地だが」
架印が前を見て話した、見れば川辺が見えてきてている。青い川と白い小石の集まりが見事なコントラストを見せている。
「到着すれば早速お昼の用意だな」
「もうそれはすぐに済ませよう」
面堂が応えた。
「僕が人手を用意する」
「用意出来るのか」
「すぐに人を呼べる」
言いつつ自分のスマートフォンを出した。
「面堂家のな」
「そういえば君の家はかなりの金持ちだな」
「だから人手も多い」
このことを話すのだった。
「だからな」
「それでだな」
「すぐに呼べる」
その人手をというのだ。
「そして用意出来る」
「俺も呼ぼう」
飛麿も自分のスマートフォンを出した。
「これからな」
「ではお願いする」
架印はそれならと応えた。
「僕達も早く食べたいしな」
「ではだ」
「すぐに呼ぶ」
二人もそれならと返した、そして連絡をすると。
即座に上空に二機の大型のヘリが来た、桜はそのヘリを見上げて言った。
「速いわね」
「一瞬で来ましたね」
アンジェラも上を見上げて言う。
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