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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第七話 六甲おろしその三

「それでいいんじゃないか」
「二人共逆でもか」
「それでもか」
「それで上手くやっていけてるならな」
「うん、私達結婚してね」
 渚は来栖達の会話を受けて明るく笑って言った。
「子供一杯作るわ」
「その場合竜之介ちゃんがだね」
「私の子供産みますね」
 五台に笑顔で話した。
「今から楽しみです」
「俺が母ちゃんになるんだな」
 竜之介はその輪を聞いて思った。
「不思議な気分だね」
「父ちゃんみたいな母ちゃんになるで」
 テンは確信していた。
「俺千本ノック受けたしな」
「普通その歳で千本ノックはないわね」
 小夏が見てもだ。
「やっぱり」
「兄ちゃんもそう思うな」
「ええ、テンちゃんまだ赤ちゃんだしね」
「いきなりグローブ投げ渡されてな」 
 テンは小夏にその時のことを話した。
「怒涛の千本ノックや」
「凄いわね」
「右京の姉ちゃんも最初男の恰好やったらしいけどな」
「そやで」
 右京自身が答えた。
「最初乱ちゃんを倒すつもりやったしな」
「このおっさんのせいやったな」
 テンは玄馬を見て話した。
「アホなことして」
「そやったわ」
「それで姉ちゃんは男で」
「小夏は女装してるで」
 右京は彼女のことも話した。
「そやで」
「竜之介の姉ちゃん達と同じやな」
「そうなるで、それで竜之介はやな」
「父ちゃんみたいな母ちゃんやったわ」
 テンはあらためて話した。
「ほんま凄かったわ」
「じゃあ私はお母さんみたいなお父さんになるのね」 
 渚はテンの話を聞いて笑って応えた。
「そうよね」
「それで竜之介ちゃんがお父さんみたいなお母さんになるから」
 小夏はそれでと話した。
「バランスいいわね」
「ええ、それでね」
「ったく、変なことになったな」
 竜之介は憮然として述べた。
「これはまた」
「ですがいいではないですか」
 四谷が言ってきた。
「お二人が幸せなら」
「それならかよ」
「隆介さんも不満はありますか?」
「迫られる以外はねえよ」 
 竜之介は正直に答えた。
「別にな」
「それ以外はですね」
「ああ、はっきり言わせてもらうとな」
 そうすると、というのだ。
「俺もな」
「左様ですね」
「そうだよ」
「ではそういうことで」
「母ちゃんになればいいんだな」
「きっと幸せな家庭になりますよ」
 四谷はこうまで言った。
「色々ありましても」
「その色々がいいのよ」
 魂子も笑顔で話した。 
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