るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第七話 六甲おろしその二
「冗談抜きでな」
「やっぱりそうよね」
「だからな」
それでというのだ。
「俺達もあの人程じゃなくてもな」
「体調管理には気を付けて」
「今だってな」
「暖かくしているわね」
「そうだよ、ただあんた幽霊だからな」
鬼丸は渚のこのことも話した。
「別にいいか?体調管理は」
「そうなのよね」
渚自身そうだと答えた。
「私は」
「そうだよな」
「だから歩いても疲れないし」
そうであってというのだ。
「暑くても寒くてもね」
「平気だな」
「そうなの」
こう鬼丸に話した。
「私はね」
「便利なことか」
「いや、お札には弱いの」
渚はこのことも話した。
「幽霊だから」
「いいことばかりじゃないか」
「そうなのよ」
「若しお札が利かなかったらだ」
あたるが言って来た。
「竜ちゃん今頃渚ちゃんにどうなっていたかわからないぞ」
「強いからだな」
「渚ちゃんは強いんですよ」
あたるは年長者で家庭まで持っている鬼丸に真顔で話した。
「確かに動きがいいな」
「相撲で負け知らずの」
「姉ちゃんも強いけれどな」
「はい、ですが」
それでもというのだ。
「その竜ちゃんよりもです」
「だからお札がないとか」
「本当にどうなっていたか」
「何時か絶対に叩きのめしてやるからな」
竜之介は詰襟姿で渚に言った。
「楽しみにしてろ」
「うん、私も強くなるからね」
「俺もだからな」
「しかし竜之介よ」
ここでまた例の親父が出て来て言ってきた、親父もいつもの恰好であり山登りをしている様には見えない。
「はやまって渚君を襲ってはいかんぞ」
「それは渚に言いやがれ糞親父!」
竜之介は自分の父に怒って言い返した。
「お門違いだろうが」
「お前は男だからな」
「俺は女だ!」
「しかし訳わからない関係だな」
鋼牙が見てもだった。
「この二人は」
「竜之介は男の身なりで女の子で」
銀太も言う。
「渚が女の子のみなりで男か」
「ちょっとわからないな」
八角は腕を組んで述べた。
「これは」
「一見すると普通に見えるけれどね」
珊瑚も言うことだった。
「それが逆なんだね」
「まあこうしたこともあると言えばな」
来栖は冷静に言った。
「あるか」
「そうか?」
「それで済むか?」
「色々個性的な面子が揃ってる8からな」
銀太と八角にだからだと話した。
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