るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第七話 六甲おろしその一
第七話 六甲おろし
六甲の山に入ってキャンプ地まで登っていく中でだ、乱馬は周りを見回して言った。皆リュックを背負っている。
「六甲の山は涼しいな」
「寒い位ですね」
飛鳥が応えた。
「むしろ」
「そうだよな」
「今の季節にしてはです」
飛鳥は登山服姿で話した。
「そうですね」
「ここはな」
「大体神戸って涼しいっていうけれど」
朱美も言ってきた。
「山の中は特によね」
「そうだよな」
乱馬は朱美にも応えた。
「朱美さんもそう思うよな」
「東京も冬寒いけれど」
見れば朱美は他の面々と比べて厚着の登山服姿である。
「ここはこの季節でもそうだしね」
「ちょっと違うな」
「本当にね」
「あんたは平気よね」
瞳はいつもの着物、防寒服を着ているおユキに尋ねた。
「やっぱり」
「はい、別に」
おユキは穏やかないつもの口調で答えた。
「これ位ですと」
「そうよね」
「私は暑くても平気ですが」
それと共にというのだ。
「やはり寒さには強くて」
「これ位だと」
「本当に何でもありません」
「そうよね」
「ですからご安心して下さい」
「寒いとな」
坂本が言ってきた。
「身体が冷えるからな」
「やっぱりよくないよな」
飯岡も話に入った。
「何処でも」
「身体は冷やさない」
黒木も言う。
「それは絶対よ」
「だから寒い場所では厚着をするにしても」
早乙女は山道を歩きつつ言った。
「こうした時もそうしないとな」
「登山は安全でしかも身体を冷やさない」
アンジェラも今はシスターの服ではなく登山の恰好だ、背中を背負うリュックの両肩にかける部分に両手をやっている。
「そうしないと駄目ですね」
「スポーツ選手は身体を冷やすな」
こう言ったのは乙女だった。
「そう言うしね」
「だから登山でもですね」
「出来るだけね」
「暖かい服装をして」
「身体を冷やさないことよ」
「そうですね」
「本当にここ寒い位だし」
今話されている通りにというのだ。
「だからね」
「厚着して正解ですね」
「そうよ、それでキャンプ地でもね」
そこでもというのだ。
「油断しないことよ」
「寒くて風邪をひかない様に」
「くれぐれもね」
「大谷選手も気を付けてるわよね」
渚が言ってきた。
「身体を冷やさない様に」
「あの人の体調管理は凄いぞ」
鬼丸が真顔で答えた。
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