八条学園騒動記
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第七百九十話 下着その十一
「カラオケ行くなら」
「参加するのね」
「是非ね」
笑顔のままでの返事だった。
「それじゃあね」
「そうしましょう」
「三人で楽しみましょう」
「ゲームもいいけれどね」
アロアはまた言った。
「カラオケもいいわね」
「そう思うのね」
「私もね」
ジュリアに話した。
「結構好きだしね」
「それじゃあいいわね」
「それでどのお店行くの?」
アロアは今度は提案者のジュディに問うた。
「この辺りカラオケボックスも多いけれど」
「やっぱり八条カラオケでしょ」
「あそこね」
「そう、あそこに行って」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「歌って飲むのね」
「そうしましょう」
「八条カラオケね」
「あそこ確かね」
ジュリアは八条カラオケと聞いてこう話した。
「繁華街だとビルなのよね」
「そうそう、十五階位のビルがね」
ジュディもそれはと答えた。
「丸ごとよ」
「八条カラオケよね」
「摂津星系の梅田や難波だとね」
「日本で一番賑やかな繁華街ね」
「武蔵星系の新宿とかでもね」
「そんなお店持ってるのね」
「高いビル丸ごとなんていう」
そうしたというのだ。
「凄いことになってるのよ」
「そうよね」
「人口一千万位の大都市だと」
そこの繁華街にある店ならというのだ。
「そうしたお店もあるのよ」
「そうなのね」
「お客さんが入るから」
だからだというのだ。
「そこまでなのよ」
「そこまでいくとかなりね」
「ビル一つになるとね」
「そうだけれど」
それでもというのです。
「あるのね」
「それだけお客さんが多いってことよ」
「そうした場所だと」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「やっぱりビル単位のお店はね」
そこまでの規模はというと。
「そうはね」
「ないわね」
「やっぱりね」
「それはね」
アロアも言った。
「流石にね、一千万都市位でないとね」
「そうね」
「ええ、ただこの星系ってね」
アロアはジュディに自分達が暮らしている星系の話をした。
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