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第百六十一話 文化祭の最後はその一
第百六十一話 文化祭の最後は
一華は朝食を食べつつだ、かな恵に問うた。
「今年も文化祭の最後キャンプファイアーよね」
「そう、それを囲んでね」
かな恵も朝食を食べている、メニューはお握りである。皆お握りと漬けものそれにお茶を朝食にしている。
「ダンスしてね」
「終わりね」
「高等部の文化祭はね」
「八条学園だとね」
「その最後はね」
それはというと。
「キャンプファイアーよ」
「それで終わりね」
「だからね」
それでというのだ。
「今年も最後はね」
「ダンスして終わりね」
「ダンスはフォークダンスよ」
「それもお約束ね」
一華はフォークダンスと聞いて頷きつつ述べた。
「うちの学校の高等部の文化祭の最後はね」
「そうよね」
「じゃあ私ね」
「達川君と踊る?」
「そうするわ」
「校庭でするのよね」
「キャンプファイアーのあるね」
まさにというのだ。
「そこでね」
「そうするわね、私もね」
「鳴海っちとよね」
「踊るわ」
そうするとだ、かな恵は答えた。
「やっぱりね」
「そうよね」
「そしてね」
「そして?」
「それで終わって」
文化祭をというのだ。
「もうその時には後片付けもしてるし」
「お家に帰るのね」
「次の日休みだし」
「お家で寝るのね」
「ゆっくりね、文化祭の時ってあまり寝られないでしょ」
「お祭りだしね」
一華はそうした状況だからだと答えた。
「だからね」
「それでね」
そうであるからだというのだ。
「帰ったらね」
「よく寝るのね」
「そうするわ」
「やっぱりよく寝ないとね」
富美子も言ってきた。
「よくないわよね」
「そうでしょ」
かな恵は富美子にも話した。
「だからね」
「お家に帰ったら」
「もうね」
「よく寝るのね」
「お風呂に入って」
そうしてというのだ。
「それでね」
「よく寝るのね」
「そうするわ」
こう言うのだった。
「まずはね」
「いいことね、私もね」
富美子はかな恵に応え自分の考えを話した。
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