金木犀の許嫁
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第五十五話 忍者は冷静にその十二
「自分の都合のいい様に解釈しては」
「インターネットではいますね」
「そうした風ですと」
幸雄はそうした輩について否定的に述べた、そうした輩はインターネット上で極端な思想の持ち主でよくいる。
「忍者にはです」
「なれないですね」
「そうです」
まさにというのだ。
「ですから巨人についても」
「冷静に見てですね」
「弱いとです」
「認識することですね」
「どうにもならないまでに」
そこまでにというのだ。
「弱い、ですから」
「二十五根年連続最下位ですね」
「それが妥当だとです」
その様にというのだ。
「認識することです」
「それが大事ですね」
「私が見ても巨人は弱いです」
幸雄はきっぱりとした口調で話した。
「二十五年連続最下位も当然の」
「そうしたチーム状況ですね」
「そうです」
まさにというのだ。
「そして冷静に見まして」
「そうしてですね」
「はい、あのチームはです」
まさにというのだ。
「努力しないとです」
「よくならないですね」
「絶対に」
幸雄はまた言い切った。
「左様です」
「そうですよね」
「巨人がそうしたことに気付けば」
「よくなりますね」
「時間がかかろうとも」
「チームの再建には時間がかかりますね」
「特に今の巨人は」
二十五年連続最下位という状況から話した。
「左様です」
「相当かかりますよね」
「最早チームを一から造る様な」
そうしたというのだ。
「大変な労苦と時間をかけて」
「そうしてですか」
「そのうえで、です」
「再建しないと駄目ですね」
「あそこまでいきますと」
「だから時間もかかりますか」
「苦労もします、ですが」
それでもというのだ。
「一からチームを造る」
「新チームをですね」
「そうした心構えで行わないと」
さもないと、というのだ。
「絶対にです」
「巨人はよくならないですね」
「そうした有様です」
「冷静に見て」
「チームの再建には三年かかるとです」
崩壊したチームはというのだ。
「思いますが」
「三年ですか」
「今の巨人は三年どころか」
「もっとですね」
「三年では無理です」
絶対にとだ、幸雄は夜空に話した。
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