ドリトル先生の長崎での出会い
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第十一幕その十二
「豊臣秀吉さんの大返しよりもだよ」
「ずっと速く行き来出来るから」
「選手の人達も疲れないね」
「しかも新幹線の中は快適だから」
「尚更だね」
「楽に行き来出来るわね」
「そう、本当にね」
新幹線を使うと、というのです。
「速いし疲れないし」
「いいよね」
「スポーツ選手の人達の移動にも」
「日本中を走ってるし」
「何処でも行けるしね」
「いいよ、阪神は夏は高校野球があって」
それでというのです。
「その間甲子園球場が使えなくて」
「本拠地なのにね」
「夏の暑い時に」
「遠征ばかりでね」
「疲れちゃうんだよね」
「地獄のロードって言われて」
そうしてというのです。
「毎年そこからね」
「成績落ちたんだよね」
「それで優勝出来なかったね」
「阪神だけの問題だったね」
「とんでもないハンデよね」
「そうだけれど」
それでもという先生でした。
「新幹線で移動するとね」
「その分楽だよね」
「普通の電車でなんくてね」
「新幹線を使うとね」
「楽だね」
「実際に使っているよ」
阪神タイガースもというのです。
「それでも毎年中々優勝出来なかったけれど」
「新幹線が出来ても」
「それでもだね」
「優勝出来ないシーズンが多かったわね」
「どうしても」
「けれどね」
それでもというのです。
「その分楽だったことはね」
「事実だね」
「間違いないね」
「新幹線が開通してから」
「地獄のロードもましになったね」
「移動の中の疲れってあるからね」
どうしてもというのです。
「それが和らげられるとね」
「いいよね」
「チームの成績にも影響するね」
「どうしてもね」
「そうだね」
「その通りだよ、じゃあその新幹線でね」
先生は笑顔でお話しました。
「神戸まで戻ろうね」
「僕達の家に」
「そうしようね」
「これからね」
皆も笑顔で応えました、そうしてです。
新幹線であっという間に神戸に戻りました、そして我が家に戻ってゆっくりとくつろいだのでした。
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