世界の礎
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第七話 三つ目の大河その十
「訓練で特技で備えさせてな」
「獣やモンスターを仲間にして」
「使役させていく」
「そして戦力にして」
「家畜にもしてな」
そうしてというのだ。
「戦力に国力にもだ」
「していきますね」
「そうしていく」
義青は強い声で言った、彼はこの世界の特質をよく把握している。それで今キトに対して獣やモンスターの使役のことを話していくのだ。
「いいな」
「それでは」
「そしてだ」
義青は話を続けた。
「海からもインドはな」
「掌握しますか」
「広い地域だ」
だからだというのだ。
「海からもだ」
「進出していきますか」
「港町を帝国に加える、使者を送るかだ」
「従わないならですね」
「海から攻めてな」
そうしてというのだ。
「掌握していきな」
「そしてですね」
「その街を掌握し」
「そこからですか」
「周辺の街や村もだ」
「掌握しますか」
「港の掌握は大きい」
港町をというのだ。
「そこからだ」
「周りにも進出出来るので」
「そうしていく、いいな」
「わかりました」
キトはそれではと応えた。
「それではです」
「海からもな」
「インドに進出します」
「インドは要地だ、インダス川を掌握し」
そしてというのだ。
「東に南にだ」
「海からも進出し」
「そうしてだ」
「掌握しますね」
「そうする、インドは土地は豊かでな」
そうであってというのだ。
「果物も香辛料も豊富にある」
「そうしたものもですか」
「そして鉱産資源も多い」
そちらもというのだ。
「ヒマラヤにな」
「だからですか」
「ここで手に入れ」
そうしてというのだ。
「世界の礎を築く大きな力とする」
「そうされますか」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「さらにだ」
「国を栄えさせるのですね」
「そうする」
まさにというのだ。
「いいな」
「それでは」
「インドに進出していく」
義青はインダス川を越えるだけでなくだった。
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