世界の礎
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第七話 三つ目の大河その九
「他国とも行うが」
「領内でもですね」
「大々的に行いな」
「富を生み出しますか」
「そうする、多くの港を設け」
「船を行き来させ交易をさせ」
「富を生み出す、その富を用いてな」
「また国を強くする」
「そうする」
イシュに話した。
「軍も金が必要だな」
「はい」
イシュはまさにと答えた。
「それがないと武具も馬もです」
「整えられずな」
「ものも食料もです」
「まさに何もかもがな」
「整いません」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「軍には金も必要でだ」
「富を生み出すのですね」
「そうする、そして船を行き来する船を守る為にな」
「水軍もですね」
海軍大臣のキトが応えた。
「これまで以上にですね」
「強くする」
「そうしますね」
「今より大きな船を出す」
そうするというのだ。
「これからはな」
「今以上にですか」
「多くの人やものを乗せることが出来」
そうしてというのだ。
「そのうえで獣やモンスターとも戦いな」
「退けるのですね」
「海賊達もな」
「大きな強い船で戦えば」
「その分有利だからな」
それ故にというのだ。
「より大型の強い船を造りな」
「獣もモンスターも倒し」
「海賊もだ、あと海賊も罪が軽いなら過去は問わず」
「軍に入れるのですね」
「陸の賊の同じくな」
「これまでそうしてきた様に」
「これからもそうしていってな」
そしてというのだ。
「軍を増強する」
「厳格な訓練で鍛えなおし」
「やはり厳格な法で統制してな」
そのうえでというのだ。
「戦力にしていくぞ」
「わかりました」
キトはそれではと応えた。
「その様にしましょう」
「それではな、そして獣やモンスターもな」
「仲間になりたいというのなら」
「加えて鍛える」
そうするというのだ。
「やはりこれまで通りな」
「そして戦力にしますね」
「多くの国では戦力は人だけだが」
「獣使いが少ないので」
「我々はその職業の者達も育てているしな」
「彼等に働いてもらいますね」
「また特技にも出来るからな」
このこともありというのだ。
「それでだ」
「獣使い以外の者達もですね」
「資質があればな」
それならというのだ。
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