金木犀の許嫁
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第五十四話 忍者の家でもその七
「絶対に無理よ」
「そうよね」
「もうね」
「駄目よ」
「そうよね」
「人間性は」
それはというのだ。
「もうね」
「第一だし」
「それでね」
「そんな人はね」
それこそというのだ。
「やっぱり」
「絶対よね」
こう話しているとだった、ケニアの娘は真剣に考える顔になってそのうえで夜空達に対して話した。
「親会社が変わったから」
「ああ、それね」
「それね」
夜空だけでなく他の娘も言った。
「それはね」
「まだね」
「ずっとね」
夜空は言った。
「万年五位だったし」
「最下位は巨人で」
「もうね」
それこそというのだ。
「セリーグはね」
「自称球界盟主の」
「昔はね」
それがというのだ。
「もうね」
「最下位は巨人で」
「あそこはね」
全人類共通の敵であるこのチームはというのだ。
「最下位で」
「常連になっているけれど」
それでもというのだ。
「色々おトイレもビールも変えて」
「そうしましたか」
「ええ」
そうしてというのだ。
「打お客さんのことをね」
「考えて」
「そして」
そのうえでというのだ。
「やっていって」
「それで、ですか」
「変わったわ」
そうだったというのだ。
「あのチームはね」
「そう思うと」
夜空は言った。
「まだまだね」
「まだまだって」
「阪神もね」
このチームもというのだ。
「負けられないわね」
「そうなのね」
「いや。今年は優勝でも」
それでもというのだ。
「来年はね」
「わからないのね」
「そうよ」
こう言うのだった。
「それはね」
「あれだけ強くても」
「巨人はね」
このチームはというのだ。
「もうね」
「今年も最下位だったわね」
「何の努力もしていないから」
だからだというのだ。
「あそこはね」
「最下位なのね」
「万年ね」
そう言っていいまでにというのだ。
「そうなのよ」
「努力しないから」
「だからね」
それでというのだ。
「あそこはね」
「最下位なのね」
「もうね」
それこそというのだ。
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