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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第六話 引き続き海でその二

「招待してくれるしな」
「意外といい奴だな」
 カクガリが見てもだった。
「これでな」
「だからこれ位は何でもない」
 面堂は四人に無表情で答えた。
「僕にとってはな」
「金持ちは違うな」
「それも桁外れのな」
「だったらか」
「ホテル位何でもないか」
「そうだ、では行こう」
 こう言ってだった。
 面堂は一同を面堂家が経営しているホテルに案内した、そうしてヘルコースを注文して全員で食べるが。
 りんねはステーキを食べながらだ、こんなことを言った。
「夢みたいだな」
「そうですよね」
 六文も一緒に食べながら応えた。
「お肉食べられるなんて」
「それも好きなだけな」
「他にも美味しいもの一杯あって」
「腹一杯食えるなんてな」
「ううむ、どれだけ貧乏なんだ」
 飛麿はがつがつと食べるりんね達を見て思った。
「この二人は」
「だってこんな穀潰しが親よ」
 魂子は鯖人を指差して笑顔で話した。
「そのせいでよ」
「そのことは聞いたが」
「私のこともあってね」
「全く、貧乏は辛いぜ」 
 りんねは憮然として述べた。
「食うにも一苦労だからな」
「そうなんだな」
「ああ、だからこうした時はな」
「ここぞとばかりに食うか」
「食わないと駄目だろ」
 それこそという返事だった。
「もうな」
「大変なのはわかった」
 飛麿にしてもだ。
「じゃあ頑張って食え」
「そうするな」
「あの、りんね君」
 横から桜が言ってきた。
「いつも思うけれど」
「何だよ、一体」
「あるもの何でも食べない?」
「当たり前だろ、何でも食わないとな」
 そうしなければとだ、りんねは桜に答えた。
「食えないからな」
「だからなのね」
「もう目の前にあるものはな」
「食べられるとなのね」
「何でも食うんだよ」
「そういうことね」
「だから今だってな」
 ステーキでも何でも貪りつつ話した。
「食うぞ」
「そうするのね」
「こうした時こそな」
「そうそう、食わないとな」
 畑中は焼きそばを食べながら言った。
「満足に動けないんだよ」
「お前ボクシングに戻ったら減量だからな」
 向田はほかほかご飯に鰹のたたきを食べつつ突っ込みを入れた。 
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