世界の礎
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第六話 香辛料もその十一
「病院もだ」
「奇麗にし」
「包帯も取り換え傷口もだ」
「洗う」
「そうもしていってな」
そうしてというのだ。
「兵達を戦傷からだ」
「死ぬ数を減らす」
「そうする、また家もよく掃除し」
そしてというのだ。
「埃を減らす様にもしよう」
「そうもされますか」
「場所が奇麗だとな」
いるそこがというのだ。
「その分病に罹らない、そうもしてな」
「民を病から救うのですね」
「そうしていく、これからは一段とな」
こう言ってだった、義青は牛痘を導入し病院を清潔にし傷口をよく洗わせた。またそれだけでなくだった。
「手を洗い歯を磨く」
「歯磨きはです
ラダメスが応えた。
「我がエジプトではです」
「力を入れているな」
「それをですか」
「帝国全体でだ」
「力を入れていきますか」
「小さなことだが」
しかしというのて。
「手や口の中を清潔にするとな」
「それだけで違いますね」
「だからだ、これからはな」
「手を洗い歯を磨く」
「そうする様にしていく、用を足したならな」
それならというのだ。
「必ずだ」
「手を洗う」
「水だけでなく砂で洗ってもいい」
手はというのだ。
「砂も十分にだ」
「洗うと手が清潔になりますか」
「だからそちらもな」
砂もというのだ。
「用いるのだ」
「そうして洗う」
「歯も磨く、入浴を行いな」
「歯も磨くのですね」
「これで違う、入浴は大々的に進める」
義青は言い切った。
「娯楽にもなるしな」
「身体も清潔になるので」
「進める、衛生を整えるとな」
「そこからもですか」
「疫病が減り健康にもなるしな」
だからだというのだ。
「推し進めていく」
「これからは」
「そうだ、そうしたものを整えてからな」
そうしてからというのだ。
「これまで言っている本格的な領土の拡大をだ」
「行いますか」
「そうする、東に向かう」
そちらにというのだ。
「今度はな」
「東ですか」
「インダス川までな」
この大河までというのだ。
「進むのだ」
「そうしますか」
「次はな、それからあの亜大陸に向かうか北に向かい」
そうしてというのだ。
「平原を進み東アジアにな」
「向かわれますか」
「そうも考えている、また造船技術をさらに進歩させ」
そうもしてというのだ。
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