ドリトル先生の長崎での出会い
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第八幕その十一
「まともな人は凄く少ないね」
「うん、とんでもなくレベルの低い」
「知性も品性も感じられない」
「全くね」
「そんな人ばかりだね」
「本当にね」
「人は自分と同じレベルの人を支持するよ」
先生はちゃんぽんを食べつつ指摘しました。
「類は友を呼ぶとも言うしね」
「同じレベルで集まって」
「同じレベルの人を支持する」
「そうするんだね」
「だから偏見の塊で嘘に普通に騙される人は」
そんな人はというのです。
「それこそね」
「レベルが低いね」
「あの人と同じだね」
「偏見の塊で嘘吐きで恥も外聞もない」
「自分のことしか考えない人とだね」
「そうだよ、それこそね」
まさにというのです。
「そんな人になったら」
「終わりだね」
「その人達もね」
「最早ね」
「あの人はモラルもないから」
だからだというのです。
「偏見を隠さないしやりたい放題だね」
「うん、酷いよ」
「市民の人達のことなんて一切考えていないの丸わかりで」
「私利私欲ばかりで」
「女の人にもお金にも権力にも汚いし」
「いじめっ子気質でね」
「そんなやりたい放題や偏見や私利私欲やいじめを肯定してくれる」
先生はとても嫌そうにお話しました。
「自分達にあるね」
「だからあんな人を支持するなら」
「恥も外聞もなくていいってしてくれるなら」
「力さえあれば何をしてもいい」
「やりたい放題でもいいっていうなら」
「もうね」
それこそというのです。
「人生を真剣に見つめ直して」
「考えをあらためないとね」
「駄目だよね」
「中尉や蝶々さんの親戚の人達と同じだね」
「いや、あの人達以下かもね」
「そんな風だね」
「中尉や親戚の人達よりもね」
さらにというのでした。
「あの人は酷いね」
「うん、酷いね」
「中尉はあれでもまだ品性があったしね」
「反省も後悔したし」
「親戚の人達だってね」
「あそこまでは酷くなかったし」
「副大統領候補の人もね」
この人もというのです。
「あんまりにもだしね」
「ああ、そうだね」
「子供を産んだことがない女性は駄目だとか言うし」
「同性愛者の人だってね」
「そうした考えだからね」
「子供を産んだことがなくても」
それでもというのです。
「何か問題かな」
「そうだよね」
「そもそもね」
「問題ないよね」
「考えてみたら」
「そうだよ、全くだよ」
それこそというのです。
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